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2021.1月号

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

おせち料理に!北川辺産レンコン

JA北川辺支店管内で11月上旬からレンコンの出荷が始まりました。
栽培するのは小曽根直司さんら3軒の農家。北川辺地区は市場出荷する県内唯一のレンコンの産地です。
小曽根さんはダイコク、コブシ、福だるま、金澄20号の4品種を90アールで栽培しており、1日の平均出荷量は約30ケース(1ケース5キロ)。おせち料理に欠かせない食材とあり、12月24日から12月28日のピーク時には約100ケースを出荷します。
小曽根さんは「9月ごろの実が柔らかくあっさりした味わいの新レンコンもいいですが、冬は身がしまって歯ごたえを楽しめます。」と話しています。
出荷は5月上旬まで。県内と青森の市場に出荷します。

レンコンを収穫する小曽根さん

イベリスの出荷が始まりました

11月上旬から川里花き出荷協議会でイベリスの出荷が始まりました。金平糖のような純白の小花を咲かせる「イベリス」はアブラナ科の草花で、背丈が低く耐寒性が高いことから冬から春にかけての花壇や寄せ植えのグラウンドカバーとして人気です。
有限会社久保園芸では8万鉢を栽培しており、夏の間栃木県日光市に花苗を移して栽培する「山あげ」を行うことで、普通栽培より2ヶ月以上早く出荷することができます。
久保純代表取締役社長は「今年の冬は、新型コロナウイルスの影響で『おうち時間』が増えるのでは。私たちの育てたイベリスで癒しのひと時をもっていただきたい。」話していました。
イベリスは1月下旬まで全国の市場に出荷されます。

出荷の準備をすすめる久保社長

消費者と芋ほりで交流 ~騎西農産物直売所利用組合~

騎西農産物直売所利用組合は、11月14日に加須市中種足のほ場で「直売所ふれあいまつり」を開きました。日頃同直売所を利用する24組70名の家族連れがサツマイモ掘りを楽しみました。
このイベントは、店舗の活性化と販売力の強化を目的に令和元年度から行っています。今回は新型コロナウイルス感染症に配慮し、参加者の集合時間を30分ずつずらして行いました。
ほ場に案内された親子連れは、同組合役員に周りの土をスコップでかきよけてもらいながらシャベルで「べにはるか」を掘り起こしました。
石川久雄組合長は「皆に喜んでいただけてとてもよい催しになった。今冬は畑にもみ殻を入れるなどして土づくりにはげみ、『3年目はさらにたくさん穫れた』と言ってもらえるようがんばりたい。」と話していました。

騎西農産物直売所利用組合役員の皆さん

小・中学校などに除菌用アルコールジェルを寄贈

JAは11月初旬に管内の市立教育施設(小・中学校、幼・保育園など)に、除菌用アルコールジェル(1本500ミリリットル)1,320本を贈りました。社会貢献活動の一環で、JA共済連埼玉県本部からの支援を受けて実施しました。
11月16日には加須市立騎西中学校で贈呈式を行い騎西中央支店の加藤浩行基幹支店長が中里孝校長に手渡しました。アルコールジェル12本を受け取った中里校長は「冬に備えて使用頻度も増えるはず。とてもありがたいです。」とお礼を述べ「生徒用の昇降口などに置いて、日常の出入りの際に使わせたい。」と喜んでいました。

中里校長(右)にアルコールジェルを手渡す加藤基幹支店長

終活セミナーを開きました

JAは11月19日にJAアグリホールくきで終活セミナーを開きました。騎西中央支店管内の60代から80代までの男女9人が、エンディングノートの書き方を通して終活を学びました。
この講座は、JA自己改革の「地域の活性化」のための取り組みのひとつ。終活の基礎を学ぶことで、今後の人生の充実を図ってもらうことがねらいです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者はそれぞれの前にアクリル板が立てられた席について受講しました。
講師を務めた(株)パールトータルサービスの斎藤康正さんは「『若いから』『残すお金がないから』『家族の仲は良いから』と無関心な人が多いが、今はいつ何があるか分からない時代。遺産が少額であってももめることのないように。」と呼びかけ、エンディングノートの作成を勧めました。

女性の意見をJA運営に ~女性部員と意見交換会~

JAの常勤役員は、11月5日に本店でJA女性部員との意見交換会を行いました。
JA自己改革の一環で、管内の農業生産に携わる多くの女性が参加する同部員の意見を積極的に取り入れることで、JA運営に生かし、「農業生産の拡大」や「地域の活性化」に繋げるようという取り組みです。
女性部からは長谷川タマ子部長と儘田光子副部長、梓沢幸子理事、江田昌子監事が参加。JAからは大塚宏組合長のほか、平井清敏副組合長、吉田岳雄常務が出席しました。
会議では、長谷川部長から直売所に関する提案があったほか、調理実習室の新設や部員の固定化、高齢化問題などについて活発なディスカッションが行われました。

大塚組合長(右)と意見を交わす長谷川部長(中)、儘田副部長

セルフ洗車機が新しくなりました

JA行田給油所のセルフ洗車機が12月1日から新しくなりました。同日リニューアルセレモニーを行い、JA大塚宏組合長らがテープカットして完成を祝いました。
新しい機種は、車の形を捉えるセンサーがこれまでの約4倍搭載されていることで洗い残しが少ない設計になっているほか、ガラス系のコート剤での仕上げが可能になりました。また、クレジットカードでの支払いにも対応しています。
一番初めに利用したのは、同市内から訪れた水村政男さんです。新設したティアラコート洗車を利用すると「これまで洗車機にかけた後ブラシでこすっていた部分もきちんときれいになっていて驚いた。今月中にあと1、2回は訪れたい。」と話していました。

みつか味噌の仕込みが始まりました

北川辺農産物加工研究会(勝股一代会長)は、11月26日から「みつか味噌」の仕込みを始めました。
12月初旬までの8日間に仕込む味噌は約1トン。原料は北川辺産「コシヒカリ」と加須産大豆「里のほほえみ」で、添加物は一切使用しない、自然の味をそのままに味わえる健康志向の味噌です。
この味噌が誕生したのは平成5年。「これを食べたらほかのは食べられない」という多くのファンに支えられ、15名の会員が作り続けています。
「みつか味噌」は、こしみそ594円、粒みそ540円(いずれも1パック750グラム、ともに税込み)。JA北川辺支店と北川辺農産物直売所で販売しています。

「こしみそ」(左)と「粒みそ」

地域ぐるみで美味しい新米を

羽生市食生活改善推進員協議会の会員が、日本農業新聞社発行のフリーペーパー「フレマルシェ」をテキストに管内産の新米の炊き方を学びました。
同会は、地域住民に対して生涯を通じた食育の推進や健康づくりの担い手として健康的な食生活への提案を行っています。具体的な活動は料理教室の開催やイベントでの試食の配布などですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でほとんどの活動を見合わせていました。
そこで、「コロナ禍でも将来地域のためになる活動を」と伊藤伊津子会長が発案。県の「県産米消費拡大事業」を活用して同誌2020年秋号の中に掲載されている「新米のおいしさを引き出す」特集を参考に、各家庭で「彩のかがやき」と「彩のきずな」の食べ比べを行うことになりました。
JA羽生農産物直売所で購入した2銘柄は、同会役員らによって冊子とともに、11月下旬から12月下旬にかけて会員58名に配布されました。

「フレマルシエ」と新米を手にする伊藤会長(前列左)とJA大塚組合長(後列左)、役員の皆さん

農耕用限定大型特殊免許の取得を目指して

JAでは、11月上旬からJA全農さいたま行田センターで農耕用限定大型特殊免許受験のためのトラクター練習会を行っています。
平成31年4月から農作業機を装着した状態のトラクター(一定の条件等を満たした場合)の公道走行が可能となりましたが、全幅1.7メートルを超えるなどの場合は大型特殊免許が必要です。このため、JAでは昨年3月から参加者を募集。150名を超える申し込みがあり、順次講習会を開く予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて見合わせていました。
11月7日は午前の部と午後の部を合わせて19名が参加。JA職員のアドバイスを受けながら、模擬コースを使っての実技講習に挑みました。

元和小児童が大利根営農経済センターを見学

11月26日、JA大利根営農経済センターは、加須市立元和小学校(小熊孝校長)の2年生の訪問を受けました。
12名の児童が生活科の授業の一環として来店。職員から農業用倉庫の説明を受けたり、フォークリフトで肥料を積み込む作業を見学したりして理解を深めました。
引率の教諭から「質問がある人」と声をかけられた子供たち。次々に手をあげて「どうしてこんなにたくさんのお米が積まれているの」や「農協は何をするところですか」、「どんな仕事をしているの」などの質問をしては、職員の回答を一生懸命ノートに書き留めていました。

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