東京大学大学院鈴木宣弘教授が講演
北埼玉スマート農業研究会はJA本店で2月20日、東京大学大学院農学国際専攻の鈴木宣弘教授を講師に迎え、「世界で最初に飢えるのは日本~食の安全保障をどう守るか~」と題し講演会を開きました。同研究会の会員の他、組合員やJA、行政の関係者など約100人が参加しました。
開会に先立ち同研究会の新井健一会長は「国内外の農業情勢の現状を知る機会になればとこの場を設けました。食糧を生産する農業は国の根幹を担う仕事です。農業に誇りをもって、大いに学びましょう」と挨拶しました。
鈴木教授は、日本を取り巻く農業の現状を説明し、種や肥料、飼料の海外依存により日本の食料自給率は10パーセント前後との試算を示し、食料自給率を上げることが安全保障の要だと提言しました。
鈴木教授は「日本の農家は世界10位の農業生産額を達成している精鋭。高齢化や担い手不足など厳しい状況ではあるが、今いる皆さんの踏ん張りが日本の希望の光だ」と参加者にエールを贈りました。