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2024.6月号

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

トマト「木甘坊」出荷最盛

北川辺とまと研究会に所属し、農産物直売部会の会長を務める松橋正さんは5月1日に、加須市北川辺地区の39アールのハウスで、妻と息子、パート従業員4人とともに、北川辺ブランドトマト「木甘坊」の収穫作業に汗を流していました。
同会では「木甘坊」を20戸、6.4ヘクタール栽培しています。
京浜市場に出荷する他、JA北川辺農産物直売所でも販売しています。
今シーズンは、7月上旬までに約1,500トンを出荷する予定です。
昨年より新品種の「れおん」を栽培。「れおん」は、黄変果、空洞果、裂果等の症状が発生しづらい品種で、秀品率が高く、ロスも少なくすみます。平均単価の底上げにもなり、生産者の手取り増加につながっています。
松橋さんは「高品質のトマトを消費者に届けたいという思いで栽培している。JA北川辺農産物直売所で販売しているので、地元で採れた新鮮で美味しいトマトを手に取って是非味わってほしい」と笑顔で話しています。

「木甘坊」を収獲する松橋さん

レンゲ緑肥で田耕

水稲を栽培する吉田一雄さんは、4月25日に鴻巣市屈巣地区のほ場で満開を迎えたレンゲソウを、フレールモアで刈り取り、ロータリーですき込み作業を行いました。
吉田さんは同地区の4人と協力して、11ヘクタールのほ場に、レンゲソウやヘアリーベッチを育て緑肥にする減農薬・減化学肥料に取り組んでいます。
緑肥を水田にすき込むことで、化学肥料代替効果、土壌改善効果、アレロパシーによる抑草効果が期待できます。
また、レンゲソウ畑に隣接する畑で、ニホンミツバチを試験的に養蜂しており、将来的にはレンゲ蜂蜜の販売を考えています。
吉田さんは「肥料高騰の中、環境保全型農業を実践することは、農業経営面でもプラスになっている」と話しています。

レンゲ緑肥に取り組む生産者の皆さん
左から永澤幸一さん、三ッ木宏之さん、吉田さん
三ッ木佑介さん、秋山芳雄さん

(株)ほくさいグリーンアグリがスイートコーン定植

JAが100%出資する㈱ほくさいグリーンアグリは4月15日に、羽生市のほ場約10アールでスイートコーンの品種「ゴールドラッシュ」の定植を行いました。
同社がスイートコーンを栽培するのは初めて。
同社は3月15日に4,000粒を播種し、市内の養豚業者から豚糞堆肥を軽トラック5台分(約1トン)譲り受け、ほ場に施肥し定植に備えました。
この日は、定植機の運転、苗の補充、株元の手直しを、従業員4人で分担し作業を行いました。
同社の永沼竹彦統括マネージャーは「4,000粒撒いて、約9割の苗が育った。JA直売所への出荷の他、地元の小学生に採りたてのスイートコーンを味わってもらう収穫体験を考えている」と笑顔を見せました。
同社はスイートコーンの他、カリフラワー25アール、ブロッコリー25アール、米10ヘクタール、小麦13ヘクタールを栽培しています。

スイートコーンの定植作業をする従業員

騎西地区でナス目ぞろえ会

JA種足野菜集荷所で4月19日、加須市騎西園芸組合の組合員、全農さいたま、検査員、加須農林振興センターら約30人が集まり、ハウスナスの目ぞろえ会を開きました。
5月上旬の出荷ピークを前に、規格の統一をはかり有利販売に繋げることが目的で、併せて取引市場や関係者と、互いの情報交換も行いました。
同組合の梓澤實組合長は挨拶で「近年は資材の高騰で苦しい経営を強いられているが、シーズン終了まで規格を遵守し、高値の取引を目指そう」と呼びかけました。
この日の集荷は組合員14人が持ち寄った全281ケース(5キロ/1ケース)。この中から生産者別にA規格を1ケースずつ並べ、梱包を解いて互いのナスの太さや長さを手に取って確認しました。
今シーズンの出荷目標は120トンの予定。

ハウスナスの確認をする組合員

水稲栽培講習会開催

JAは2月下旬から各地区で組合員を対象に水稲の栽培ポイントや農業情勢を学ぶことを目的に、栽培講習会を開いています。
JAは4月25日にJA本店で、加須農業振興センター普及担当の宗方淳さんを講師に迎え、栽培講習会を開きました。
近年増えているイネカメムシの防除対策について同市で水稲を70アールで栽培する矢島秀吉さんが、「4月上旬より、緑色のカメムシが多く見かけられるが、イネカメムシと同じ防除でよいのか」と質問し、宗方講師は「ミナミアオカメムシだと思うが、イネカメムシと同様の防除をお願いしたい」と答えました。

宗方さんに水稲栽培について質問する矢島さん(右)

埼玉志多見育苗センターで育苗が最盛

加須市のJA埼玉志多見育苗センターでは、4月下旬に水稲の育苗作業が最盛期を迎えた。
同センターは約200人の組合員から「コシヒカリ」、「彩のかがやき」、「彩のきずな」約28,800枚の注文がありました。
4月30日、加須市で水稲「コシヒカリ」等を約1ヘクタール栽培する三井松雄さんは、同センターに硬化苗85枚を受け取りに来ました。
三井さんは「疎植で苗の枚数を減らし、育苗をJAに任すことで水稲栽培が省力化できた。高齢になっても農業を続けたいので、これからも利用したい」と話しています。

コシヒカリの苗を積み込む三井さん

JAがイオンモール羽生で農産物販売

JAは4月27日に、羽生市のイオンモール羽生で管内産の野菜と、JAオリジナルパックご飯「JAほくさいのごはん」の即売を行いました。
店頭で、ナス1ケース(5キロ/1ケース)、北川辺ブランドトマトの「木甘坊」3ケース(4キロ/1ケース)、キュウリ4ケース(5キロ/1ケース)とパックごはん8ケース(12個/1ケース)を販売しました。また、農産物販売促進員(キャンペーン隊)が来場者に、キュウリの漬物やトマトのサラダを配布しました。
試食した人は「瑞々しくて美味しい、加須市がキュウリやトマトの産地だと初めて知った」と驚いていました。

地元農産物を販売するJA職員

行田農産物直売所で春まつり開催

ほくさい農協行田農産物直売所利用協議会は、JA行田農産物直売所で4月27日に春まつりを開きました。
日頃の感謝をこめて、1,000円以上利用した100人に会員が栽培した新鮮な野菜を配り、同協議会女性部が行田在来青大豆を埼玉県推奨米の「彩のかがやき」と炊き上げた豆ごはんや新玉ねぎを使用したトマトのマリネを振舞いました。
店頭には、生産者が丹精に育てたタケノコや春キャベツ、フキなどの春野菜が並び、沢山の利用者で賑わいました。
利用者は「この時期のキャベツは柔らかくて美味しいので、サラダにして家族にたべさせたい」と話していました。
同協議会の冨田雅博会長は「大勢の方に来店いただきありがたかった。これからも丹精込めた青果物を作っていきたい」と意気込みを語りました。

利用者に野菜を配る小松陸副会長(左)

第3回ほくさいカップに協賛

JAは4月13日、14日に、行田市総合体育館グリーンアリーナで行われた行田ミニバスケットボール連盟主催の第3回ほくさいカップに協賛し、トロフィーやメダル、JAオリジナルパックご飯「JAほくさいのごはん」を寄贈しました。
JA共済連埼玉県本部の地域・農業積立金を活用し、地域活性化を目的にしています。
参加は20チーム。優勝は女子チームが行田ラビッツ、男子チームが行田サンズでした。

寄贈したトロフィーと盾、メダル

(株)ほくさいグリーンアグリ株主総会

4月25日にJA本店で、(株)ほくさいグリーンアグリが第3回株主総会を開きました。
総会には、株主の大塚宏組合長をはじめ、同社の蓮見浩明社長や大澤治雄取締役、小山晴美取締役、高橋浩監査役、税理士法人税の西田の西田芳秋税理士ほか3名が出席しました。
総会は、第1号議案第2期事業報告及び決算報告、監査報告、第2号議案第3期事業計画について協議し、承認されました。
同社蓮見社長は「今年度は新たにスイートコーンの栽培を手掛ける。いろいろな作物に挑戦し、計画以上の収穫を得たい」と意気込みを語りました。

左から高橋監査役、西田税理士、蓮見社長、大塚組合長
小山取締役、大澤取締役

組合長が新人研修

4月12日にJA本店で、令和6年度新採用職員4名に大塚宏組合長が研修を行いました。
日本農業新聞の記事やJA綱領を用いて、JAの使命やJA職員の果たす役割など分かりやすく説明しました。
研修の中で大塚組合長は「初めは仕事を単調と感じるかもしれないが、すべての仕事は社会に通じ社会に貢献している。与えられた仕事にやりがいを見つけてほしい」とレクチャーしました

大塚組合長(右)の研修を受ける新採用職員

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