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2024.8月号

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

イチジク出荷スタート

加須市騎西いちじく組合は8月上旬からイチジクの出荷を始めました。今年度の出荷者は21人。品種は「ドーフィン」で、加須ブランドに認定されています。
収穫したイチジクは、県内の市場や、騎西農産物直売所に出荷します。
同組合の若山和一組合長は「日照と天候にも恵まれ、順調に生育しました。全て検査してから出荷するので、自信をもっています。とても美味しいイチジクを是非召し上がってください」と話しています。

イチジクを手にする(左から)坂本君夫副会長、松井政信副会長、若山和一会長

梨出荷スタート

加須市騎西梨撰果所利用組合が利用する撰果所で8月上旬から梨の選果が始まりました。
選果所では、パート従業員50人が生産者の指導を受けながら選別・箱詰め作業を行っており、8月上旬のピーク時には1日に約1,500ケース(1ケース5キロ)を県内市場等に出荷します。
組合員は現在18人。「幸水」や「豊水」のほか、県のオリジナル品種「彩玉」など約8ヘクタールで栽培しています。同組合の谷部芳夫組合長は「今年は入梅が遅く、空梅雨傾向で日照は十分。天候に恵まれ、美味しい梨に出来上がった。各JA農産物直売所でも販売するので是非手にとって味わってもらいたい」と話しています。

幸水を選果する森田幸雄さん

川里地区に女性部誕生

JA女性部は7月5日、新たな支部として、JA川里中央支店管内に「川里支部」を設立しました。部員は16人。米、野菜、花き栽培等を営む農業者を中心に、幅広い年代層で、部員の交流と地域貢献を目指します。
初代支部長には桑原輝美さんが就任しました。
設立総会は加須市内で開き、女性部員やJA役職員ら約21人が出席。規約や令和6年度事業計画、役員選任など4議案が承認されました。初年度の活動は、イベントへの参加、地産地消の推進、高齢者福祉やミニデイサービスなどを計画しています。
桑原部長は「一人ではできないことも、仲間と協力すればできるかもしれない。笑顔あふれる川里らしい女性部にしていきたい」と抱負を述べました。

本年度の役員の皆さん
後列左から 朝見香監事、桑原輝美部長
前列左から 大金範子副部長、岡﨑君江会計、
      関根多恵監事

大利根地区で穂肥検討会開催

JAは7月2日、大利根営農経済センターで水稲の穂肥検討会を開き、米生産者25人が参加しました。
加須農林振興センター中野治担当部長他4人の技師の指導で、7色の葉色板に生産者が持参した稲の葉を合わせ、色の濃さから肥料の残り具合を判断する稲の葉色診断などを行い、穂肥の時期を確認しました。
参加した田村幹雄さんは「毎年、施肥量や散布時期を聴いて参考にしている。地域の水稲関係の情報交換もできるので今後も参加したい」と話しています。

技師から穂肥の指導を受ける田村さん(右)

山上げスタート

川里花き出荷協議会は6月下旬、花苗を日光市の戦場ヶ原の「避暑」に運ぶ「山上げ」をスタートさせました。
同協議会の小河原英和さんは家族と従業員10人で「プリムラ」や「ベゴニア」、「カランコエ」の3種類の花苗を20万ポット栽培しており、6月27日から7月上旬に「カランコエ」3万ポットを山上げします。
午前3時に出発し現地に着くのは午前6時。
荷下ろし後、苗並べと重労働が続きます。
英和さんは「花苗の状態を常に気にかけ、病気が出た場合は父と相談し速やかに農薬を決め施す。この時期は気が抜けない」と話し「丹精に育てた花を手に取って喜んでもらいたい」と汗を拭いました。

「カランコエ」を積み込む小河原さん(右)

スマート農業研修会開催

北埼玉スマート農業研究会は7月3日、行田市の行田グリーンアリーナと近隣ほ場で、最新技術のスマート農機具で農作業の省力化を学ぶ令和6年度第1回目の研修会を開きました。
同会員の他、JAほくさい管内組合員とJA、各市、加須農林振興センターの計61人が参加しました。
BASFジャパン(株)の「ザルビオ」や井関農機(株)の太陽光エネルギーを動力にGPSで自律航行し田の雑草を抑制する「アイガモロボ」、ヤンマーアグリ(株)の畦の除草を想定した「ラジコン草刈機」について学びました。
同会の新井健一会長は「同会では、これからも農業経営を安定させるための先進技術の紹介や情報を発信していく」と意気込みを語りました。

井関農機(株)社員から「アイガモロボ」の説明を受ける(前列左から)栗原寿美生副会長、新井会長、小野原新吉副会長

北川辺地区で可変施肥実演

加須農林振興センターは7月8日、加須市栄の(株)おおや農園のほ場40アールで、出穂前の「コシヒカリ」の稲に、リモートセンシングデータに基づいた、ドローンで可変施肥散布する実演会を開きました。
北埼玉スマート農業研究会の会員の他、JAほくさい管内組合員とJA、加須市、加須農林振興センターの計26人が参加しました。
同農園の大谷寿男代表は「追肥は、生育状況を確認し適期に施肥しなければならないが、天候に左右されるので、時短、省力化が求められる。今回実証されれば、ほ場の拡大も視野に入れ導入を検討したい」と話しています。

オペレーターから説明を受ける大谷代表(中)
可変施肥するドローン

小学校に「ちゃぐりん」寄贈

JAは7月上旬に家の光協会の小学生向け月刊誌「ちゃぐりん」8月号をJAほくさい管内小学校48校に寄贈しました。
7月9日に行田市役所で「ちゃぐりん」の贈呈式を行い、行田地区の大屋寛地域担当理事が同市の渡辺充教育長に手渡しました。
同誌を受け取った渡辺教育長は、「農業について漫画やイラストでわかりやすく描かれているので、児童も毎年楽しみにしています」とお礼の言葉を述べました。
JAは、地域の将来を担う子どもたちに「食」と「農」に関心をもってもらおうと毎年この時期に贈呈しています。

渡辺教育長に「ちゃぐりん」を手渡す
大屋理事(右)

紙マルチで雑草の成長抑制

羽生市の生産者でつくる羽生米クラブは6月12日、同市80アールのほ場で紙マルチの敷設と移植を同時にできる田植え機で田植えを行いました。同クラブの会員は9人です。
同クラブは、生活クラブ生活協同組合の依頼で農薬を7割減や無農薬の米「はにゅう米」(品種=彩のきずな)を栽培し、JAに全量出荷後、生協の組合員に販売しています。
無農薬米の栽培で除草作業に苦慮していたため、今シーズンから紙マルチを使用し雑草の生長を抑制する農法を本格的に取り入れました。
紙マルチは段ボール古紙をロール状の再生紙にしたもので、敷設後、40日から50日で自然溶解します。
今回の田植えで使用した紙マルチは一巻き幅1.9メートル長さ170メートルで10アール当たり約3.5本使用しました。
同クラブの山田和男会長は「消費者のニーズに応えるためこれからも、付加価値のある米作りに挑戦したい」と力を込めました。

紙マルチを敷設しながら
田植えをする山田会長

イベント準備でサツマイモ定植

騎西農産物直売所利用組合は、6月10日加須市騎西地区のほ場約8アールに、サツマイモの苗を500本定植しました。
品種は「ベニアズマ」と「べにはるか」。
同組合の役員と騎西農産物直売所の田口憲一店長が植え付けました。
今回のサツマイモは10月下旬に開催する地域の消費者に向けた収穫体験用です。
応募の受付は騎西農産物直売所で行います。
同組合の石川久雄組合長は「収穫体験は消費者と直接ふれあえる貴重な機会。イベントで騎西農産物直売所をPRしたい」と意気込みを語りました。

サツマイモ苗の定植を終えた利用組合役員の皆さん

大利根中央支店職員が特殊詐欺防止

オレオレ詐欺を防止したとして、6月27日に加須警察署は大利根中央支店と同支店の髙橋歩職員と臼井美智子職員に感謝状を贈呈しました。
6月19日に組合員の男性が窓口で大金を下ろそうとしていたので臼井職員が使途を確認したところ男性は「息子から電話があってお金を直接渡さなければならない」と話しました。詐欺を疑った髙橋職員と臼井職員は羽鳥栄基幹支店長に相談し、男性を説得し振込みを事前に防止しました。
加須警察署田中聖人署長は「職員の的確な判断で、詐欺を未然に防げたことに感謝します」と感謝状を手渡しました。
大利根中央支店の羽鳥栄基幹支店長は「職員の気付きと連携により組合員の財産が守られてよかった」と話しています。

左から田中署長、感謝状を手にする臼井職員と
髙橋職員、羽鳥基幹支店長

羽生市の小学校2校がトウモロコシ収穫体験

JAは6月27日、7月2日の両日、羽生市の羽生南小学校と須影小学校2校の児童を招き、同市のほ場10アールでトウモロコシ(品種=ゴールドラッシュ)の収穫体験を行いました。
JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用し、食農教育を目的にしています。
収穫を終えた児童は「お母さんに茹でてもらって早く食べたい」と笑顔で話していました。
JA営農支援課渡辺昌美課長は「地域の子ども達に採りたてのトウモロコシの味を知ってもらいたかった。これを機に農業に興味を持ってもらえれば」と話していました。

トウモロコシを収穫する児童

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