広報ほくさい
2021.2月号

ニュースストーリー

農家が小学校で出張授業

羽生市稲子の箱島登さんと加須市北篠崎の江森悟さんは、毎年冬に地元小学校の農家見学の受け入れを行っています。いずれも3年生児童に社会科の授業の一環として「農家の仕事」を教えることが目的です。今年は新型コロナウイルスの影響をうけて、2人がそれぞれ教室に出向きました。
箱島さんは12月16日に同市立川俣小学校の教室で14名に授業を行いました。教壇に立った箱島さんは、栽培した作物の流通や農業の抱える問題点などについて説明。また、農家はそれぞれ減農薬を心掛け、農薬の使用基準を守ったり栽培管理記録をつけたりしていることなどを伝えました。箱島さんの話を受けて担当の岡田俊男教諭は「農家の方は皆さんに安全で美味しいものを食べてもらいたいと頑張っているのですね。」と子供たちに呼びかけました。
12月17日には江森さんが同市立三俣小学校で行いました。3班に分かれた99名の児童に栽培するキュウリの流通について解説したほか、規格外を含む大きさや曲がり方の異なるキュウリ6本をもちこみ、規格の良い順に並べるクイズを出題。6名の児童がチャレンジし、子供たちを楽しませました。

授業を行う箱島さん

並べ替えクイズを見守る
江森さん