北川辺いちご部で11月3日からイチゴの出荷が始まりました。
6・7月の長雨の影響で昨シーズンより12日遅いスタートになりましたが、「そのぶん大玉が目立つ。この時期から3Lや2Lといった大きな規格がこんなにとれたことはない。」と、部員の水野陽さんは満足顔を浮かべています。
同部は9名の部員が1.2ヘクタールで「とちおとめ」を栽培。このうちの4名が、定植前の苗を低温施設で休眠させ花芽の分化を早める「夜冷栽培」を行うことで、県内で最も早く市場出荷をスタートさせることができます。
5月末のシーズン終了まで約7ヶ月。水野さんは「長丁場のはじまり。健康に留意して美味しいイチゴを消費者に届けたい」と思いを語ります。
同部のイチゴは、県内と青森県の市場に出荷。今シーズンの出荷目標は1億円です。
2020.12月号