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2020.12月号

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

イチゴの出荷が始まりました ~北川辺いちご部~

北川辺いちご部で11月3日からイチゴの出荷が始まりました。
6・7月の長雨の影響で昨シーズンより12日遅いスタートになりましたが、「そのぶん大玉が目立つ。この時期から3Lや2Lといった大きな規格がこんなにとれたことはない。」と、部員の水野陽さんは満足顔を浮かべています。
同部は9名の部員が1.2ヘクタールで「とちおとめ」を栽培。このうちの4名が、定植前の苗を低温施設で休眠させ花芽の分化を早める「夜冷栽培」を行うことで、県内で最も早く市場出荷をスタートさせることができます。
5月末のシーズン終了まで約7ヶ月。水野さんは「長丁場のはじまり。健康に留意して美味しいイチゴを消費者に届けたい」と思いを語ります。
同部のイチゴは、県内と青森県の市場に出荷。今シーズンの出荷目標は1億円です。

とちおとめを収穫する水野さん

使用済み育苗箱代金を社会福祉協議会に寄付

加須市園芸用廃プラスチック収集対策協議会は、回収した使用済み育苗箱のリサイクル代金を同市社会福祉協議会に寄付しました。10月19日に同市役所で贈呈式を行い、儘田兼一会長が大橋良一市長に小切手を手渡しました。
贈ったのは、8月下旬に加須基幹支店管内で回収した育苗箱37,875枚分の代金です。羽生市内の業者に1枚1円で売却しました。
同会では、農業者が個々では効率的な処理が困難な施設園芸ハウスのポリエチレンフィルムや水稲用育苗ハウスのビニールフィルム等の回収作業を毎年行っているほか、業者の買い取り対象となる育苗箱は2~3年に一度回収し、その都度同会に寄付しています。
贈呈にあたり儘田会長は「不要なものがリサイクルされるのは喜ばしいこと。さらに地域の福祉に役立てていただけるのはとてもうれしいです。」と話していました。

大橋市長(右)に小切手を手渡す儘田会長

7ヶ月ぶりに開催 ~年金相談会~

JAは、10月17日に行田中央支店、川里中央支店、羽生中央支店で年金相談会を開きました。
新型コロナウイルスの影響により、同店舗では7ヶ月ぶりの開催。「待ちに待った」相談会には、合計38名が訪れました。
羽生中央支店の会場では、社会保険労務士の菊地幸子先生が対応しました。来場者はアクリル板越しに受給見込額を確認したり、請求の際に必要な書類について尋ねたりしていました。また、定年退職後も働き続ける人が増えたことから、すでに受け取っている人が今後の働き方を含めて受給について相談するというケースも増えています。
今年度の相談会の日程は当組合ホームページに掲載しております。ご参加希望の方は内容をご確認のうえ、最寄りの支店にお申し出ください。

羽生中央支店での様子

越冬キュウリ目ぞろえ会

川里園芸組合(馬場毅組合長)、加須市園芸組合(佐久間尉匡組合長)、加須市騎西園芸組合(梓澤實組合長)は、10月下旬から11月初旬にかけて越冬キュウリの目ぞろえ会を開きました。
11月上旬の出荷ピークを前に規格の統一を図り、有利販売に繋げることが目的です。同時に取引市場や全農の担当者を招き、互いの情報交換も行っています。
加須市園芸組合では、10月27日に三俣野菜集荷所で開催し、同作型を栽培する全29名が参加しました。各組合員が持ち寄ったA規格を1箱ずつ抜き取って並べ、梱包を解いて1本ずつ手に取って長さや切り口、太さなどをチェックしました。
管内の越冬キュウリの出荷は2月初旬まで。県内や都内の市場に約700トン(1ケース5キロ)出荷する予定です。

加須市園芸組合
川里園芸組合
加須市騎西園芸組合

直売所で新米大特価セール

JAは10月15日から22日まで5店舗の農産物直売所で「新米大特価セール」を開きました。
例年このイベントは、管内で生産されるメインの3品種(彩のかがやき、彩のきずな、コシヒカリ)の新米が出揃うのを待って10月中旬の週末2日間に限って行っていましたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に配慮し、密を防ぐため日程を拡大して行いました。
この8日間で売り上げた新米は全12トン。来店したお客さまはショーケースにずらりと並んだ新米を見比べ、あれこれ迷いながら好みの銘柄を注文していました。

行田農産物直売所
羽生農産物直売所
加須農産物直売所

農家が児童の先生に

●加須市船越でキュウリを栽培する(株)田島農園は、10月13日に同市立水深小学校児童の訪問を受けました。同社の役員を務める田島祥之さんと充さんが、キュウリの生育過程や栽培管理などについて3年生99名に説明しました。
社会科の授業の一環で、地域で働く人を知ることが目的。児童は出荷最盛期を迎えた晩抑制キュウリのハウスを見学しました。田島充さんは、A・B・C・D規格のキュウリを1本ずつ見せて「どのキュウリが一番いいか」というクイズを出題。子供たちは「D。一番太いし、大きいから」と回答しました。曲がりもなく最も適当な長さであるAが正解であることを伝えると「そういわれたら、Aが一番おいしそう」と納得した表情を見せた子供たちでした。

生育過程を説明する田島祥之さん
田島充さんはクイズを出題


●10月15日に加須市立志多見小学校の学校農園で稲刈りが行われました。この授業は5年生と6年生の児童が参加して行う毎年の恒例の行事。今年は新型コロナウイルスの影響で田植えを体験することができず、待ちに待った授業となりました。
児童37名は、地元農家の長浜章さんと川島達男さん、(有)早川農場の早川良史代表取締役らから指導を受けました。
子供たちは鎌での刈り取りだけでなく、刈った稲を講師役に手渡しハーベスターで脱穀される様子も見学。その後、藁を乾燥させるためひとまとめにして縛り、逆さまにして立てる作業も体験しました。農家のようにはなかなかうまく括ることができない子供たち。稲わらを相手に真剣な表情で悪戦苦闘していました。

稲刈りを指導する長浜さん
川島さんは藁をまとめる方法を説明


●加須市北篠崎でキュウリと水稲を栽培する江森農園は、10月29日に同市立三俣小学校で出張授業を行いました。同園では毎年秋に同小児童の見学を受け入れていましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、園主の江森悟さんが小学校に出向きました。
99名の3年生児童に社会科の授業で「農家の仕事」を教えることが目的です。江森さんはこの日のために春から農作業や農業機械、ほ場などの様子をカメラで撮影しており、体育館のステージ上に設置されたスクリーンにそれらの写真を映しだし、作業の流れなどを解説。持ち込んだ苗やキュウリを近くで見たいと訪れた児童には、腰を落として目の高さを合わせ、熱心に説明しました。
授業の最後に15年以上児童の学習に協力したとして山口真吾校長から感謝状が手渡されると、児童から大きな拍手が贈られました。

山口校長(左)から感謝状
児童に苗の説明をする江森さん

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