広報ほくさい
2020.3月号

ニュースストーリー

S-GAP実践農場の評価を取得

北川辺とまと研究会が、埼玉版農業生産工程管理(S-GAP)実践農場の集団評価を受けました。
1月15日に利用する選果場内で交付式が行われ、下山房巳会長が評価書を受け取りました。JAが事務局を務める団体で評価されたのは、県内で初めてのことです。
同会が取得に向けて動き出したのは平成30年。集団での取得には構成員数の一定割合以上の評価が必要であることから、下山会長と前会長の石島大士さん、松橋正さんが昨年の春に個人で評価を取得。3人が中心となって他の会員にも取り組みを呼びかけ、集団としての評価となりました。

また、県立特別支援学校羽生ふじ高等学園は農業技術科で栽培するトマトとメロンで取得し、2月4日に交付式が行われました。
代表して評価書を受け取った3年生の萱原洵さんは「卒業後は農業法人で働く予定です。今回学んだことを生かして、消費者に美味しい農産物を届けたいです。」と話していました。
秋山淳校長は「今日は学校にとっても私にとっても大変うれしい日。この経験をこれからの人生の『足し』にしてほしい。」と生徒らにエールを送りました。
平成19年に開校した同校。同科では、水稲のほか露地や施設で約40種の農作物の栽培を学習します。収穫した野菜等はJA羽生農産物直売所や熊谷市内のデパートなどでも販売しています。

下山会長(前列右から3人目)と会員ら

農業技術科の3年生と秋山校長(前列右)ら