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2025.9月号

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

「五百川」稲刈り 直売所で販売始まる

加須市北川辺地区で、7月30日から「五百川」の稲刈りがスタートしました。JAは今年からコシヒカリ系の極早生品種の「五百川」を農産物検査の選択銘柄に加えました。
3農業法人が共同運営する大曽営農組合(おおぞえいのうくみあい)は、「五百川」を4.5ヘクタール栽培。7月30日に2台のコンバインで効率よく稲刈り作業をしました。
この後、「あきたこまち」や「コシヒカリ」など15品種、160ヘクタールの刈り取りが10月中旬まで続きます。
同組合の大谷寿男代表は「イネカメムシ防除と高温障害対策を徹底し、良質な米が収穫できた。昨年から米価が生産意欲の湧く価格となったので、収穫作業に張り合いが出る。少しでも早く消費者に新米が届くように努めたい」と話しています。
また、JA北川辺農産物直売所は8月2日より「五百川」の新米販売を始めました。
JAで農産物検査をした130袋(1袋/60キロ)全量が1等の格付となりました。新米価格は玄米1キロ750円(税込)で、土日の2日間は新米をもとめる多くの利用者で賑わい、400キロを売り上げました。
8月4日に同直売所を訪れた、茨城県古河市の鈴木力さんは「五百川」を手に「備蓄米を買いに来たが新米が売っていたので驚いた。五百川というお米を初めて知った。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せました。
同直売所の多田富雄店長は「コシヒカリ系の五百川は艶と粘りがあり、さっぱりした甘みが特徴。利用者からも好評だ。この時期の新米を是非味わってほしい」と話しています。

「五百川」を刈り取る組合員
「五百川」を購入した鈴木さん(右)

高温・イネカメムシ対策講習会とイネカメムシ広域防除

JAは7月9日、JA本店で加須農林振興センターとJA全農さいたまの職員を講師に迎え、水稲高温対策講習会を開き、水稲農家72人が参加しました。JA管内は6月から猛暑日が続き、水稲の高温障害が懸念され、イネカメムシの発生も予測されるため、今回初めて講習会を開きました。
初めに同センター農業支援部技術普及担当の大宅万喜子担当部長が、「今からできる水稲の高温対策」について説明しました。次に全農の上野敏昭技術参与が「斑点米カメムシの生態と防除」について説明。参加者はメモを取り真剣に聴いていました。
また、7月12日からJA管内でイネカメムシの広域防除がスタートしました。
加須市の北川辺地区と大利根地区は、無人ヘリ防除協議会が、また、加須市の加須地区、騎西地区と行田市、羽生市、鴻巣市の川里地区ではJAほくさいが申し込みの受付けをし、1728戸、2669ヘクタールを2回防除しました。
事前に散布日時を近隣や養蜂家などに周知し、委託業者が無人ヘリや農業用ドローンで殺虫剤の「スタークルメイトフロアブル」や「エクシードフロアブル」等を、周囲に注意しながら散布しました。
JA営農支援課の渡辺昌美課長は「散布料金を安価に設定することで生産者の経費負担を最大限考慮した。広域防除により、生産者の手取りアップに繋がれば」と話しています。

イネカメムシの防除について講義する全農さいたまの上野技師
無人ヘリでイネカメムシの防除をするオペレーター(羽生市で)

女性部村君支部設立総会

JA女性部村君支部が8月6日に、JA本店で設立総会を開きました。
初代部長には落合ハツ子さんが就任し、JAが事務局を務めます。
女性部員やJA女性部の長谷川タマ子部長、JA役職員ら18人が出席。規約や、役員選任、事業計画など4議案を承認しました。
JAの大塚宏組合長は「全国的に組合員や女性部員が減少傾向にある中、新たに女性部が設立することは、JAほくさいとしても誇らしく胸を張れる。皆さんが自由に活動できるようにサポートしたい」と挨拶しました。
落合支部長は「支部設立は私たちにとって大きな一歩だ。みんなで話し合い協力し、楽しみながら活動し地域貢献につなげていきたい」と抱負を述べました。

その他の役員は次のとおり

▽副支部長=尾上義美さん ▽会計=吉谷和子さん ▽監事=井艸薫さん、平井貴美子さん

前列左から大澤治雄営農経済常務、長谷川部長、落合支部長、大塚組合長、
小山晴美羽生地域担当理事と部員の皆さん

北埼玉スマート農業研究会が県外研修

北埼玉スマート農業研究会は7月15日にスマート農業の情報収集と積極的な活用を目的に視察研修を行いました。
参加した30人は、茨城県筑西市の(株)大嶋農場で大嶋康司社長から水稲品種の採種と6次化について学び、同県つくば市の農研機構中日本農業研究センターで、水稲二期作について学びました。
同研究会の新井健一会長は「大嶋農場は生産と加工販売のバランスがよく、経営面で参考になった」と話していました。

JA営農経済部煙山博貴部長(左)、県加須農林振興センター大宅万喜子担当部長(左から2人目)、
大嶋社長(前列右から2人目)、新井会長(前列右から3人目)と同会員ら

笹川農林水産副大臣が水稲ほ場視察

JAと(株)あらい農産、埼玉県、行田市は農林水産省と8月5日に、JA行田中央支店で水稲のイネカメムシ被害と高温障害対策について意見交換を行いました。
初めに笹川博義農林水産副大臣が「現場で頑張っている生産者をどう支えていくか先進農業の取り組みを学び、政策に反映して参りたい」と挨拶しました。
意見交換の席で、同社の新井健一会長は「昨年のイネカメムシ被害で1反当たり1、2俵しか米がとれない農家もあった。支援を必要とする農家は多い」と実状を話しました。その後、同社が「彩のきずな」を栽培する40アールのほ場を視察した笹川副大臣はイネカメムシ防除の効果などについて質問していました。

水稲ほ場を視察する笹川副大臣(中)とほ場を案内する新井会長(右)ら

えみほころ栽培講習会

JAは7月30日、JA本店で水稲新品種「えみほころ」の栽培講習会を開きました。
県農業技術研究センターと県加須農林振興センターの職員を講師に迎え、JA管内の水稲農家158人が参加しました。
令和8年産より一般栽培が可能となるのを前に、栽培の方法などを生産者に学んでもらうことが目的です。
「えみほころ」は、中晩生品種で高温登熟性は県育成品種で一番強く、粘りと甘み粒感があり、しっかりした食感が特徴。栽培については、県農業技術研究センター水田高度利用担当の山本彩乃技師が、「彩のかがやき」と比較して施肥量は同程度で穂期時期は遅め、過剰施肥による倒伏に注意することなどを説明しました。

「えみほころ」栽培講習の様子

JA女性部騎西支部が活発に活動

JA女性部騎西中央支部は7月17日に、JA騎西中央支店で女性部員ら35人が参加し「健康で風土に合った食生活研修」を行い、「もち麦とカリカリ梅の炊き込みごはん」、「ミニ肉まん」、「なすと豚肉のチンジャオロース」、「豆腐とぬか漬けのサラダ」、「みょうがと卵のすまし汁」の5品を作りました。
その他「焼肉のたれ」と「害虫駆除・ホウ酸団子作り」も行い、盛りだくさんな活動になりました。
同支部の藤井正子支部長は「3班にわかれて手際よく作りました。部員同士の親睦も図れました」と笑顔で話していました。

料理を盛り付ける部員ら

北川辺加工研究会が県外研修旅行

北川辺加工研究会は7月16日から17日の2日間、日頃の活動協力の感謝と慰安、視察を目的に、茨城県へ県外研修旅行に出かけました。参加者は12人。同県高萩市のたつご味噌醸造を視察した同研究会員は、同社職員の説明に熱心に耳を傾け「大豆と米の割合は?」や「お米の割合が多いと甘い味噌になるのか?」など積極的に質問していました。
同研究会の近藤富子副会長は「今年も皆さんのお陰で、研修旅行が無事開催できたことに感謝します」と話していました。

高速のサービスエリアで

JA共済の地域貢献活動

JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用して地域貢献

JAが子ども食堂にスイカ寄贈

JAは7月25日、行田中央支店とJA本店で、管内で子ども食堂を営む、8団体に、地元で採れた大玉と小玉のスイカ合計54個を寄贈しました。
今回のスイカは、子ども食堂が開催する夏休みイベントなどで、子どもとその家族約420人に振舞われました。
スイカを受け取った特定非営利活動法人羽生の杜は7月26日から28日に催した「夏休み企画」で、子ども達とスイカ割りをしました。同法人の田村信征理事長は「子ども達が声を上げスイカ割りを楽しんで、割れたスイカを夢中で頬張っていた。いい思い出になったと思う」と話しています。
JAの大澤治雄営農経済常務は「スイカの寄贈で地域農家と支援を必要とする子ども達の橋渡しができた。今後も地域に貢献できる活動を行っていきたい」と話しています。

スイカを寄贈する大澤常務(左から2人目)、
田村理事長(右)と子ども食堂の皆さん
スイカを寄贈するJA行田中央支店加瀬田誠基幹支店長(左)と子ども食堂の皆さん

 

JAが少年野球大会に協賛

北埼玉地区少年野球連絡協議会は7月20日、26日、27日に、トーナメント戦で行われる第54回北埼玉地区少年野球大会を、鴻巣市中央公園多目的グラウンドで開き、12チームが熱戦を繰広げました。
JAは大会に協賛し、参加賞のJAオリジナルパックごはん「JAほくさいのごはん」24ケース(1ケース/12個)と、盾・メダルを寄贈しました。
今大会は、大利根・不動岡合同チームが優勝しました。
おめでとうございます。

寄贈した盾とメダル
優勝した大利根・不動岡合同チーム

JA年金友の会がゴルフ大会開催

JA年金友の会は7月10日に、栃木県のプレステージカントリークラブで第13回ゴルフ大会を開きました。
会員相互の親睦と健康増進が目的で、86人が参加しました。
表彰式では同会の箱島登会長が日頃の年金友の会への協力に感謝の言葉を述べ「皆さんの生き生きとしたプレーを見て元気をいただきました」と話していました。
優勝は、加須中央支店管内の関根眞由美さんです。
関根さんは「プレーする仲間に恵まれ、優勝できて嬉しいです」と話していました。

左から箱島会長、3位・内田幸造さん(川里中央支店管内)、優勝・関根さん、
準優勝・江森幹夫さん(行田中央支店管内)

JAが農業機械展示会開催

JAは7月26日、JA本店駐車場で農業機械展示会を開き、猛暑の中180人が来場しました。
組合員に最新の農業機械を紹介することが目的。
生産者の声を反映し、JA全農埼玉県本部が発売した共同購入コンバインのPRや、省力化を狙った農業用ドローンなどを紹介しました。
組合員が水稲栽培について、高温対策やイネカメムシ防除などを相談できる「肥料農薬相談コーナー」と農業機械の購入を検討される方のために「JA農機ハウスローン相談コーナー」も設けました。
JA羽生農機センターの森江祐介職員は「組合員と直接あって、情報交換や農機具のPRができた。全農やメーカーと協力し、組合員のニーズにいち早く応えたい」と意気込みを語りました。

農機具を見る来場者ら

JA騎西中央支店を中国農業代表団が視察

JAは7月11日に、JA騎西中央支店で中国陜西省楡林市副市長ら農業団体の視察を受け入れました。来訪者は8人で、同支店の中村哲也基幹支店長とJA騎西営農経済センターの柴嵜秀光係長が対応しました。
初めに楡林市人民政府の沈效功副市長が視察受け入れのお礼を述べ、意見交換会が始まりました。
中村支店長が、加須市騎西地区の特産である「梨」や「イチジク」などの農産物について説明。梨の花粉は自家採取のため安全に栽培していると話すと、参加者は通訳を介し、熱心にメモを取っていました。
参加者は「有意義な交流ができた」と笑顔を見せました。

柴嵜係長(左から2番目)、中村支店長(左から4番目)と沈副市長(左から5番目)ら

農業制度資金研修会でJA職員が講師に

加須農林振興センターは、7月25日に「令和7年度北埼玉地域法人化・青年農業者研修会」を開き、農業者やJA・市など約30人の参加がありました。
テーマは「農業制度資金の仕組みと手続きについて」で、参加者は「青年等就農資金」や「経営体育成強化資金」などの融資までのスケジュールや融資相談の時の必要書類などについて学びました。
JA融資課の比企良和係長は「JA農業融資」について講義しました。
参加者は「農業機械などの購入時にはJAに融資の相談をしたい」と話していました。

農業融資制度を説明する比企係長

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