「五百川」稲刈り 直売所で販売始まる
加須市北川辺地区で、7月30日から「五百川」の稲刈りがスタートしました。JAは今年からコシヒカリ系の極早生品種の「五百川」を農産物検査の選択銘柄に加えました。
3農業法人が共同運営する大曽営農組合(おおぞえいのうくみあい)は、「五百川」を4.5ヘクタール栽培。7月30日に2台のコンバインで効率よく稲刈り作業をしました。
この後、「あきたこまち」や「コシヒカリ」など15品種、160ヘクタールの刈り取りが10月中旬まで続きます。
同組合の大谷寿男代表は「イネカメムシ防除と高温障害対策を徹底し、良質な米が収穫できた。昨年から米価が生産意欲の湧く価格となったので、収穫作業に張り合いが出る。少しでも早く消費者に新米が届くように努めたい」と話しています。
また、JA北川辺農産物直売所は8月2日より「五百川」の新米販売を始めました。
JAで農産物検査をした130袋(1袋/60キロ)全量が1等の格付となりました。新米価格は玄米1キロ750円(税込)で、土日の2日間は新米をもとめる多くの利用者で賑わい、400キロを売り上げました。
8月4日に同直売所を訪れた、茨城県古河市の鈴木力さんは「五百川」を手に「備蓄米を買いに来たが新米が売っていたので驚いた。五百川というお米を初めて知った。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せました。
同直売所の多田富雄店長は「コシヒカリ系の五百川は艶と粘りがあり、さっぱりした甘みが特徴。利用者からも好評だ。この時期の新米を是非味わってほしい」と話しています。

