広報ほくさい

今月の広報ほくさい

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2025.7月号

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ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

「ニューサチホゴールデン」収穫

JAほくさい管内では、5月下旬よりビール麦「ニューサチホゴールデン」の収穫作業が始まりました。
JAほくさいは、県内有数のビール大麦の産地で、栽培面積は400ヘクタール。出荷量は1,400トンを見込み、収穫作業は6月上旬まで続きました。
同管内は昨年秋播きのビール大麦を「彩の星」から埼玉県の奨励品種の「ニューサチホゴールデン」に変更しました。
5月22日に同種を収穫した行田市の野口智章さんは、「新品種で気を遣ったが、適期に赤かび病防除ができたこともあり、背が高く品質の良いビール大麦になった。自信をもって出荷できる」と胸を張ります。

コンバインでニューサチホゴールデンを収穫する野口さん

JA女性部通常総会

JA女性部は5月23日、加須市のむさしの村「さくらほーる」で第29回通常総会を開きました。
参加者は91人。
令和6年度活動報告や収支決算、令和7年度活動計画及び収支予算、規約の一部変更、役員の承認などを審議し承認されました。
記念講演で大興産業株式会社推進部の中山晴貴課長を講師に迎え「素敵(酢的)生活」と題し、講義しました。
また、女性部員が手作りした手芸を展示即売するコーナーでは、女性部員が支部を越えて楽しく話しながら、手芸品を手に取っていました。

手芸品を手に取る部員の皆さん
前列左から:長谷川タマ子部長(羽生)、儘田光子理事(加須)
後列左から:大谷佐智子理事(大利根)、桑原輝美理事(川里)、
長谷川佳子副部長(行田)、江田昌子監事(北川辺)
藤井正子監事(騎西)以上が写真の7名と小暮恵子理事(フレッシュミズ部会)が新役員の皆さんです。

花の寄せ植えいただきました

JA本店と川里中央支店に川里農業青年会議所から、ダリア・マリーゴールド・ジニア・カランコエ・ザンビタリア・スピランサス(タマゴボール)の6種類の花をあしらった寄せ植えをいただきました。
5月22日にJA本店を訪れた同会の萩原賢一会長は「夏らしくアレンジしました。来店者に喜んでもらえると嬉しい」と話していました。 大塚宏組合長は「毎年素敵な寄せ植えをありがとうございます」とお礼を述べました。

左から:大澤常務、相原直斗さん、大塚組合長、 新井貴行さん、萩原会長、松村周さん
寄贈された寄せ植え

加須市の農産物をPR販売

加須市園芸組合と水深とまと研究会は5月3日、加須市の利根川河川敷緑地公園で開かれた加須市民平和祭に、農産物PR販売のため出店しました。当日は晴天で、100メートルを超えるジャンボこいのぼりも披露され、大勢の来場者で賑わいました。
加須営農経済センターの職員が、キュウリ4本入り10袋とトマト大玉3玉入り240袋を販売し午前中に売り切りました。
また、5月27日には水深とまと研究会と加須市が、「うどんとこいのぼりのまち加須」賞レースが行われた、さいたま市の浦和競馬場で加須市産農産物のPR販売をしました。キュウリ100袋(4本/1袋)、トマト40袋(5玉/1袋)、ナス10袋(3本/1袋)を販売し、全て完売しました。
同会の瀬田利昭さんは「競馬場というたくさんの人が集まる場所に出店できたことで、加須市の新鮮な農産物のよいPRになった」と笑顔をみせました。

加須市平和祭で農産物PR販売
浦和競馬場で農産物PR販売

カラジューム出荷

鴻巣市広田の新井貴行さんは、5月下旬からカラジュームの出荷を始め、6月中旬までに、関東や関西の市場へ1,500鉢出荷しました。
球根類の花卉栽培が得意な新井さんは、ハウスで栽培する花卉のサイクルにあっていたこともあり3年前からカラジュームを育てています。
今年は5月に雨が多く比較的涼しかったので、ハウスの温度調整などに手がかからなかったそうです。
6月4日に、出荷前の美しい葉色に仕上がったカラジュームを確認する新井さんは「鉢のままでも、庭に植えても楽しめる。蒸し暑い夏に、少しでも清涼感を感じていただきたい」と話していました。

カラジュームの出来を確認する新井さん

あやひかり収穫

JAほくさい管内で6月中旬から小麦「あやひかり」の刈り取りが始まりました。
管内の「あやひかり」の作付けは、県内一の約900ヘクタールで、本年度は約3,500トンの収穫収量を見込みます。6月下旬まで収穫作業を行いました。
加須市の内藤好信さんと息子の剛史さんは6月12日から、収穫時期を迎えた小麦「あやひかり」約2ヘクタールの収穫を始めました。
剛史さんがコンバインで刈り取った小麦は、同JA騎西カントリーエレベーターに搬入し乾燥調製後に、JA全農さいたまへ出荷します。
好信さんは「赤かび病の防除も適期にでき、基本に忠実に栽培したので、良質の麦に仕上がった。収穫量は基準単収より多そうだ」と手応えを得ていました。

刈り取った麦の出来を確認する内藤好信さん

JA年金友の会通常総会

JA年金友の会は5月15日に、JA本店で第13回通常総会を開きました。
はじめに箱島登会長は「今年度はイベントなどを活発に行い、年金友の会会員の増員に繋げたい」と力強く挨拶しました。
参加した各支部長は、令和6年度の事業報告や収支決算、令和7年度の事業および予算計画について協議し、承認されました。

令和7年度役員の皆さん
前列左から:大澤邦夫副会長(行田)、箱島登会長(羽生)、
大塚久雄幹事(大利根)
後列左から:藤村孝監事(川里)、関和俊雄監事(加須)、
石川文男副会長(北川辺)、小山久夫会計(騎西)

フードパントリーに地元野菜贈る

北川辺青果物出荷協議会は5月15日に、JA北川辺野菜集出荷所で、同会員が栽培した加須市北川辺地区ブランドトマト「木甘坊」・ネギ・キュウリ・ナスを、加須市内でフードパントリーを運営する7団体に寄贈しました。
同会の下山房巳会長は「経済状況が厳しい昨今の物価高で困ったと言う声に答えたかった。出荷規格に満たない商品を提供しフードロスにもなる。地元で採れた野菜を子どもたちに味わってもらうことは地産地消の食育にも繋がり、生産者にも励みになるので、今後も会員で力を合わせ、地域貢献を行っていく」と力を込めました。
今回の野菜は、支援を必要とする約200世帯(子供食堂には約100食分)に配布されました。

農産物を寄贈する下山会長(右から2人目) と同会員、フードパントリーの皆さん

田植えイロイロ!:リゾケア種子直播

加須市の(株)山中農産は5月22日、同市大越のほ場40アールに「リゾケアXL」でコーティングした「彩のきずな」を同社所有の農業用ドローンで直播(ちょくは)しました。
同社では、水稲栽培の生産コスト削減と農作業の省力化を狙い、7年前から作付け面積の3割、約10ヘクタールを直播しています。昨年まで鉄コーティングされた種子を直播していましたが、「リゾケアXL」の過酸化カルシウムから供給される酸素作用で苗立ちが安定することや、殺虫・殺菌の有効成分があらかじめコーティングされている点に注目し、今作から変更しました。
同社の山中哲大代表は「育苗を省けることが最大のメリット。苗の生育も(リゾケアに)期待している。水田の管理を徹底し収穫を迎えたい」と話しています。

ドローンでリゾケア種子を播種する山中代表

田植えイロイロ!:JAほくさい田植え体験教室

JAは5月31日、6月1日の2日間、加須市のむさしの村わくわくファームで田植え体験教室を開き、両日で42家族152人が参加しました。
JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用し、食農教育を目的としています。
品種は「にじのきらめき」を使用し2日間で10アールを植え付けました。
参加者は「米の高騰で興味が湧いた。いい体験ができた」と話していました。

田植えを楽しむ参加者

田植えイロイロ!:児童が田植え体験

加須市立三俣小学校5年生3クラス89名は5月19日に、同市三俣のほ場(みどりの学校ファーム)で学校応援団の深沼集落営農組合指導のもと田植え体験をしました。
食農教育のため始めた田植え体験は今年で12年目。品種は「彩のきずな」を使用しました。
ガイドラインに沿って1列に並び田植えしました。全体で100メートルを9列植えました。
児童は「苗が稲になるまで観察したい」と生育に興味をもっていました。
同組合の田村喜成組合長は「児童や地域のため、活動を続けて行きたい」と話していました。

田植えをする児童

田植えイロイロ!:児童が田んぼアートに挑戦

加須市立志多見小学校の4年生から6年生55名は6月5日に、志多見小学校ファームで田植え体験をしました。
農業体験を通した食農教育が目的です。
品種は「彩のきずな」を使い、同市の若手農業集団ヤング農マンのメンバーや地元農家の協力のもと、大きな鯉のぼり1匹のデザインに沿った支柱を目印に、苗を植え付け、田んぼアートを描きました。
児童は田泥に足をとられながら果敢に挑み、植え終わると「田んぼアートを見るのが楽しみ」と笑顔で話していました。

田植えをする児童

田植えイロイロ!:JAほくさい新入職員が農業研修

JAは5月20日に、(株)ほくさいグリーンアグリのほ場20アールで新入職員の農業研修を行いました。
農家の仕事を学び業務に活かすことが目的。
研修に参加した新入職員7名は、同社永沼竹彦統括マネージャーら指導のもと、田植え機での田植えや、畦の除草作業などを学びました。
羽生中央支店の田畑花梨職員は「初めて田植え機を運転した。貴重な体験を職場で活かしたい」と意気込みを語りました。

永沼統括マネージャーから田植え機の運転を学ぶ田畑職員