広報ほくさい

今月の広報ほくさい

最新号

2024.4月号

PDFを開く バックナンバー

ニュースストーリーJAほくさい公式キャラクター「なっちゃん」

東京大学大学院鈴木宣弘教授が講演

北埼玉スマート農業研究会はJA本店で2月20日、東京大学大学院農学国際専攻の鈴木宣弘教授を講師に迎え、「世界で最初に飢えるのは日本~食の安全保障をどう守るか~」と題し講演会を開きました。同研究会の会員の他、組合員やJA、行政の関係者など約100人が参加しました。
開会に先立ち同研究会の新井健一会長は「国内外の農業情勢の現状を知る機会になればとこの場を設けました。食糧を生産する農業は国の根幹を担う仕事です。農業に誇りをもって、大いに学びましょう」と挨拶しました。
鈴木教授は、日本を取り巻く農業の現状を説明し、種や肥料、飼料の海外依存により日本の食料自給率は10パーセント前後との試算を示し、食料自給率を上げることが安全保障の要だと提言しました。
鈴木教授は「日本の農家は世界10位の農業生産額を達成している精鋭。高齢化や担い手不足など厳しい状況ではあるが、今いる皆さんの踏ん張りが日本の希望の光だ」と参加者にエールを贈りました。

挨拶する新井会長
鈴木教授による講演

ほくさいグリーンアグリがブロッコリーを出荷

(株)ほくさいグリーンアグリは2月21日からブロッコリーの出荷を始めました。3月中旬まで、JA各農産物直売所とJA全農さいたま青果ステーションに約300ケース(1ケース4キロ)を出荷しました。
米作の農閑期に栽培できる農産物の栽培を、JAの地域農業の担い手に出向く担当者(愛称=TAC)やJA全農さいたま営農支援担当者に相談し、現在の会社状況で作付けが可能な作物で、畑の有効活用につながるブロッコリーを勧められ、今シーズン初めて栽培に挑みました。
また、2月20日に2026年度から指定野菜に加わることが決まり注目を集めるブロッコリーについて、テレビ朝日の朝の情報番組「グットモーニング」が同社を取材し、2月22日に放映されました。
永沼竹彦統括マネージャーは「花蕾は締まっていて、きれいな緑色のブロッコリーに仕上がった」と話し、「12月、1月に雨が少く乾燥した日が続き、肥料が吸えなかったのか下葉の黄化が目立つようになった。TACや全農さいたまから栽培指導を受け、次期作につなげたい」と意気込みを語りました。

ブロッコリーの出来を確認する永沼統括マネージャー(左)ら
情報番組の取材を受ける永沼統括マネージャー(右)

JA農産物検査員が大豆を検査

JAは2月22日、加須カントリーエレベーターに隣接する倉庫で大豆の検査を行いました。
旧加須市の生産農家は13人で、栽培面積は67ヘクタール。
生産者の他、JA農産物検査員、加須農林振興センター審査員など関係者15人が集まりました。
生産者が調整した、納豆小粒74袋、里のほほえみ31袋、種子用の里のほほえみ38袋(全て1袋/30キロ)をJA農産物検査員が検査しました。
昨夏の猛暑と少雨による乾燥の影響で、落花による莢(さや)数の減少や実入りの少ない莢などが多く、2022年産より大幅に減収となりました。
検査を終え、営農販売課の長島優課長は「過酷な状況下での栽培で、生産農家の皆さんは大変だったと思うが、選別は丁寧で例年通りの良品質の大豆が揃った」と話しました。

大豆を検査するJA農産物検査員

店頭でお茶の試飲

JAは3月5日から19日の9日間、計15回各基幹支店の店頭で、来店された方にAコープのお茶の試飲と新茶の予約販売のPRを行いました。今回は、一番売れている銘柄の「紫鳳」を試飲いただきました。
また、職員が美味しいお茶の入れ方やお茶の効能についてチラシを配布しながら説明をしました。
直販課の加瀬田誠課長は「店頭での試飲は初の試み。たくさんの方にJAのお茶を味わっていただき、美味しさを知っていただきたい」と話していました。

来店者にお茶を勧めるJA職員(右)

「埼玉いちご祭」に北川辺いちご部が出店

2月10日、11日にさいたま市中央区さいたま新都心「けやきひろば」で「埼玉いちご祭」が開かれ、北川辺いちご部が出店しました。
埼玉県は、全国初の「プレミアムイチゴ県」の認定を受け、評価が高まっている埼玉イチゴの魅力を広めるため、初めて企画しました。
会場には、10のイチゴ農園や団体、12の加工品販売店が出店。
北川辺いちご部は、「べにたま」を10日に300パック、11日には400パックを販売しすべて完売しました。
JAからキャンペーン隊も駆けつけ消費者に北川辺産イチゴのPRを行いました。
同部の大谷寿男部長は「『べにたま』を広く消費者に知っていただき、味わってもらいたい。『美味しい』が生産者の励みになる」と話していました。

「べにたま」を販売する北川辺いちご部とJAキャンペーン隊

年金友の会親睦旅行

JA年金友の会(箱島登会長)は、2月5日から8日まで3班に分かれて、福島県母畑温泉の八幡屋へ親睦旅行に出かけました。4日間で全地区から合計262名の会員が参加しました。同会では毎年この時期に会員同士の親睦を深めるため、親睦旅行を行っていましたが、コロナの影響で4年振りの開催となりました。
夕食時に行われた親睦会では、同会の支部長とJA大塚宏組合長から日頃のJA利用や会員の拡大お礼を含めて挨拶がありました。抽選会では、旅行券や日帰り温泉チケットなど様々な商品が用意され、当選番号が発表されるたびに歓声があがりました。
また、歌謡ショーでは幸手市出身の桜ちかこさんの歌謡ショーやトークで盛り上がりました。

桜ちかこショー
箱島会長による挨拶
お楽しみ抽選会

JAがバレンタイン婚活交流会開催

JAは2月10日に、加須市のむさしの村で「バレンタイン婚活交流会」を開きました。参加者は男性12名、女性13名。
JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用し、次世代対策を目的としています。
午前中は、1対1で自己紹介をした後、グループに分かれイチゴ狩りを楽しみました。午後は、軽く昼食をとり、グループトークやゲームで盛り上がりました。
最後にマッチングタイムを設け、4組のカップルが誕生しました。

イチゴ狩りを楽しむ参加者

青色申告決算個別指導会開催

JAほくさい管内の各青色申告会は、2月上旬から3月にかけて、青色申告決算個別指導会を開きました。
青色申告会指導員や税理士事務所の職員、JA職員が会員自ら記入した確定申告書をチェックし、申告・決算に係る相談に対応します。
2月19日には、騎西営農経済センターに加須市騎西地区農業青色申告会の会員35人が訪れ、指導を受けました。
同会の茂木壯一会長は「今年はインボイス制度に伴う新たな消費税制度が導入されたが無事に終わって安心している」と話していました。

会員からの相談を受ける茂木会長

各地区でふれあいデイサービス開催

●行田中部女性部(長谷川佳子部長)の協力により、2月16日に行田中央支店で、行田中央支店管内の14名が参加し開催しました。
女性部が昼食を振舞い、午後は「忍の行田『昔ばなし』語り部の会」による昔話や南京玉すだれを楽しみました。
参加者は「初めて参加したが、楽しく過ごせた。お弁当も美味しかった。また参加したい」と話していました。

●鴻茎女性部(江川君代部長)の協力により、2月22日に加須市の牛重上集会所で、牛重地区の10名が参加し開催しました。
女性部が昼食を振舞い、ゲームなどで盛り上がりました。
参加者は「お赤飯が美味しかった。私たちのために心のこもった昼食を用意してくれた女性部の皆さんに感謝したい」と話していました。

●羽生女性部(長谷川タマ子部長)の協力により、2月29日に羽生市の手子林公民館で、手子林地区の15名が参加し開催しました。
参加者は、食事の前に嚥下体操をして、女性部が作ったお弁当を食べた後、ゲームや言葉遊びを楽しみました。
参加者は「お弁当は美味しくて、ゲームは面白くて今まで参加したデイサービスの中で1番楽しかった。また参加したい」と話していました。

●種足女性部(藤井正子部長)の協力により、3月1日に加須市の戸室十区集会所で、戸室地区の18名が参加し開催しました。
参加者は、食事の前に介護士の誤嚥防止の話を聴き、女性部の用意した食事をとりました。また、江戸の判じ絵やゲームで盛り上がりました。
参加者は「食事も美味しく、ゲームも楽しかった。健康でなければ参加できません。元気に参加できてよかった」と感想を述べていました。

昔話を聴く参加者
参加者に挨拶する騎西中央支店坂本支店長
ゲームを楽しむ参加者
参加者に誤嚥防止の指導をする介護士

水深・大桑女性部が食生活研修会開催

JA女性部水深・大桑支部は2月26日に、加須営農経済センターで「健康で風土に合った食生活研修会」を開きました。
メニューは「ケークサレ風パンケーキ」、「鶏の黒酢照り焼き」、「きのこの黒酢ピクルス」、「だし炊きごはん」、「汁もの」の5品。皆さん手際よく仕上げました。
関和枝美子部長は「バラエティーに富んだレシピで料理の幅がまた広がった。家でも作ってみようと思う」と笑顔で話していました。

関和部長(手前(左))と水深・大桑女性部の皆さん

羽生営農経済センター石井係長が鑑定会で埼玉県2位

2月26日にさいたま市浦和区全農埼玉県本部高砂ビルで開かれた、令和5年度JAグループさいたま農産物鑑定会表彰式で、羽生営農経済センター石井裕之係長が埼玉県2位の優秀賞に輝きました。埼玉県内から23人のJA農産物検査員が参加しました。
鑑定会は、JA農産物検査員の技術の研鑽(けんさん)を目的に毎年開催しています。
石井係長は「農産物検査業務に従事し、経験として積み上げたものをこのような結果として残せた事に対して、大変光栄に思います」と受賞の喜びを語りました。
石井係長は、3月8日に千葉県のJA共済連幕張研修センターで開催された全国大会に出場しました。

賞状を手にする石井係長