広報ほくさい
2025.12月号

ニュースストーリー

花付きキュウリ出荷最盛

加須市園芸組合は、10月19日から花付きキュウリの出荷を始めました。
栽培する農家は4軒で、作型は晩抑制。主な品種は「まりん」で、花色が鮮やかな12月上旬まで京浜市場に約20トンを出荷します。
花付きキュウリは先端に花が付いた状態で出荷し、鮮度がよい証拠で、市場からの引き合いも多く、高値で取引されます。
加須市でキュウリ農家を営む儘田兼一さんは10月22日、妻や従業員と20アールのハウスでキュウリの収穫に追われていました。
8月22日に、ハウス内の温度が50℃に迫る中で苗の植え付け、9月の猛暑下では、遮光や換気、朝晩のかん水で温度調節し、栽培管理を徹底しました。その甲斐もあり色つやがよくシャキッとした食感の良品質のキュウリに仕上がりました。
儘田さんは「収穫や箱詰めは、花が落ちないように丁寧な作業を心掛けている。花付きキュウリを見かけたら手に取って、新鮮さを味わってほしい」と笑顔で語ります。

キュウリを収穫する儘田さん