広報ほくさい
2025.6月号

ニュースストーリー

スマート農業技術で省力化

北埼玉スマート農業研究会と埼玉県加須農林振興センターは4月25日に、加須市北川辺地区の大谷寿男さんのほ場で、無人自動運転田植え機による水稲可変施肥田植えの実演会を開きました。
同研究会会員やJA職員、県、加須市など約20人が参加しました。
栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」の衛星データを営農・サービス支援システム「KSAS」に取り込み作成した可変施肥マップを通信ユニットで無人自動運転田植え機と連携させ、田植えと同時に可変施肥しました。
地力にバラつきのあるほ場が「見える化」でき、均等になるよう施肥が可能で、経費削減や農作業の省力化につながります。
40アールの2ケ所で、コシヒカリの田植えと同時に可変施肥で元肥料を変えて生育や収量の差を検証します。
大谷さんは「昨年、KSASを基にドローンで可変追肥したコシヒカリの施肥量に注目した。収量があがったため、今回行うことにした」と話しました。

ロボット田植え機で可変施肥する
大谷さん(右)とセンター職員