羽生市の生産者でつくる羽生米クラブは6月12日、同市80アールのほ場で紙マルチの敷設と移植を同時にできる田植え機で田植えを行いました。同クラブの会員は9人です。
同クラブは、生活クラブ生活協同組合の依頼で農薬を7割減や無農薬の米「はにゅう米」(品種=彩のきずな)を栽培し、JAに全量出荷後、生協の組合員に販売しています。
無農薬米の栽培で除草作業に苦慮していたため、今シーズンから紙マルチを使用し雑草の生長を抑制する農法を本格的に取り入れました。
紙マルチは段ボール古紙をロール状の再生紙にしたもので、敷設後、40日から50日で自然溶解します。
今回の田植えで使用した紙マルチは一巻き幅1.9メートル長さ170メートルで10アール当たり約3.5本使用しました。
同クラブの山田和男会長は「消費者のニーズに応えるためこれからも、付加価値のある米作りに挑戦したい」と力を込めました。
2024.8月号