埼玉県は9月1日に、加須市戸崎のほ場121アールで、水稲新品種「えみほころ」の大規模実証ほ場現地検討会を開きました。生産者やJAほくさい職員他、関係者ら計60人が参加しました。
「えみほころ」は、中生品種の「コシヒカリ」や「彩のきずな」と晩生品種の「彩のかがやき」の間に栽培できる中晩生(ちゅうばんせい)の品種。暑さや倒伏に強く、「彩のかがやき」並みの良食味という特徴があります。
今回現地検討会に選ばれた加須市のほ場で栽培に取り組んでいる渡辺克行さんは、6月4日に田植えを行い、出穂は8月12日、稲刈りは9月下旬に行いました。
渡辺さんは「猛暑で水管理に気をつかった。今のところ虫の害も少なく、彩のかがやき並みに栽培しやすい」と話しています。
2023.11月号