加須市の門井源典さんが、黄綬褒章を受章されました。
梨と歩んで60年。安全・安心、高品質を目指して土づくりや枝管理の工夫などに取り組み、美味しい梨作りをライフワークにしています。
1970年には、予備枝を取り入れた側枝更新サイクルを考案し発表。
果実の大きさや糖度、うま味の飛躍的な向上につなげました。この剪定方法は「門井式剪定方法」と呼ばれ、全国産地からの依頼で栽培技術の普及・指導にあたり、現在の梨作りの主流となる予備枝の育成方法を確立しました。門井さんは、「受章は家族や関係機関のおかげ」と感謝し「今後も梨の振興に微力ながら協力したい」と話しています。
2022.8月号