北川辺いちご部で試験栽培中の新品種「べにたま」の出荷が11月19日から始まりました。
同品種は埼玉県が育成した市場出荷向けの品種。大粒で高糖度、良食味が特徴で、令和5年の本格栽培・販売を目指しています。
同部では県農業技術研究センターの現地試験の一環として2名の部員が令和2年9月から30株ずつ栽培を始めました。2作目の今作は4名が30アールで栽培しています。
全17アールのうち、5.6アールで同品種を栽培する橋本光男さんは「形状もきれいな円錐形の玉ばかり。電照も不要で、とちおとめと比べると夜温も低くてよい。原油高の今年にぴったりな品種。次々に花芽も上がってきており、これなら収量も期待できるのでは。」と喜んでいます。
稲村道明部長は「県のオリジナル品種にかける部員の思いは熱く、来シーズンは新たにあと2名が栽培を始める予定。北川辺を『べにたま』の一大産地に育てていきます。」と話しています。
2022.1月号