広報ほくさい
2021.11月号

ニュースストーリー

天敵殺虫剤の有効性確認試験を開始

JAは9月24日から農薬メーカーと共同で加須市園芸組合の瀬田利昭さんの越冬キュウリのほ場で天敵殺虫剤の有効性確認試験を始めました。
使用する薬剤はアリスタライフサイエンス社の「スワルスキー」と「リモニカ」。いずれも捕食性天敵が生きたアザミウマやコナジラミを捕食して防除する生物農薬です。試験ほ場18アールの半分にスワルスキーのみを、残り半分には両方を散布しました。
瀬田さんは「キュウリ農家にとってこの2種類の害虫は最強の敵。この試験で効果が出て、それが同業者の役に立てれば何よりです。」と期待しています。
今後は栽培期間の終盤となる2月上旬までに2週間に一度程度、担い手に出向くJA担当者(通称:TAC(タック))と同社の担当者で効果の測定を行います。また、中途経過はJAのフェイスブックでも公開する予定です。

TAC(左)と散布を行う瀬田さん