川里地区の花き農家で、6月下旬から毎年恒例の「山上げ」が始まりました。
「山上げ」とは夏から秋の間、栽培する花苗を平地から高冷地に移して栽培する方法です。これにより夏場平地では冷房設備が必要になる品目の栽培が可能になります。
小河原一雄さんは6月22日からスタート。4トントラックいっぱいに積み込んだ花苗を父の公信さんや息子で後継者の大希さんとともに日光市の戦場ヶ原に運びます。
通うのは約20回。7月下旬までにカランコエやイベリス、ジュリアンなど全25万鉢を運びます。
「山上げ」をした花の出荷が始まるのは8月下旬から。小河原さんは「その頃にはコロナ不況から回復し、高値での販売に繋がれば。」と期待を込めて話していました。
2020.8月号