7月下旬、加須市騎西梨撰果所がスタートしました。天候に恵まれた今年は、近年で最も早い時期からの稼働となりました。
品種ごとの最盛期はお盆前の「幸水」、8月中旬の「彩玉」、8月下旬の「豊水」、9月上旬の「あきづき」、9月中旬の「新高」です。
同撰果所を利用するのは加須市騎西梨撰果所利用組合(谷部芳夫組合長)の33名。100年以上の伝統を誇る騎西の梨の味を守ろうと、会員それぞれが努力を重ねています。
加須市騎西いちじく組合では、8月上旬よりいちじくの出荷が始まりました。29名の組合員が、甘さと肉質の良好な品種「ドーフィン」を約3.9ヘクタールで栽培しています。松村廣司組合長は「組合員の増加を受け、現地検討会を増やすなどして栽培技術の向上を図ってきました。今後も継続して行い、“騎西のいちじくのファン”を増やしていきたいです。」と話していました。
「かぞブランド」にも認定されている騎西の梨・いちじくは、JA騎西農産物直売所(tel0480-73-6776)でも販売しています。
JAは、6月22日にJA本店で彩女(あやめ)セミナーを開きました。このセミナーは、JAの仲間づくりとスローライフの提案を目的とした女性セミナーで、今年で9年目を迎えます。
第1回目のこの日は、24名が参加して開講式が行われた後、第1部のJA基礎講座では自己改革について吉田常務が解説しました。
第2部は、健康運動指導士として活躍する黒田恵美子氏を講師に迎え、「ケア・ウォーキング」教室を開きました。
ウォーキングの歩数の目安や方法、好ましい時間帯のほか、靴の履き方などが指導されました。北川辺支店管内から参加した篠崎冷子さんは「友達に誘われて初めて参加しました。靴紐の結び方から教えてもらったおかげで、ウォーキングシューズの履き心地がとてもよくなりました。」と笑顔で話していました。
JAほくさい年金友の会(箱島登会長)は、7月6日に栃木県のプレステージカントリークラブでゴルフ大会を開きました。
小雨の降るあいにくの天気ではありましたが、124人の会員が参加し白熱した戦いが繰り広げられました。
優勝は、種足支店管内の萩原忠和さんでした。萩原さんは「参加は今年で7回目。今日は運にも恵まれ、優勝できました。また頑張りたいです。」と喜びを話していました。以下の順位は次の通りです。
○準優勝=瀬賢一さん(羽生東支店管内)
○第3位=小山明さん(川里中央支店管内)
また、今回初の試みとして、表彰式会場に全員が揃うまでの待ち時間を利用して「桜ちかこ歌謡ショー」が行われました。歌に合わせて手拍子や掛け声も行われ、大いに盛り上がりました。
なお、この大会で上位に入賞した20名は、11月2日におおむらさきゴルフ倶楽部で開かれる県農協年金友の会ゴルフ大会に出場していただきます。
行田市小針の水田に描かれた田んぼアートが見ごろを迎えました。11年目を迎える今年のテーマは「大いなる翼とナスカの地上絵」です。
ペルー大使館からの後援や「山形大学ナスカ研究所」の協力を得て、翼を広げたコンドルやナスカの地上絵のハチドリとコンドル、また市のシンボルの古代蓮が、8種類の稲で描かれています。
見ごろは10月中旬まで。ぜひ、地上50メートルの古代蓮会館展望室からご覧ください。
6月22日、年金友の会大利根支部(青木利雄支部長)は加須市大利根運動公園でグラウンド・ゴルフ大会を開きました。
和気あいあいとした雰囲気の中、会員199名が参加して、4ラウンド・32ホールを戦いました。
シルバー賞を受賞したのは、東支店管内の杉山とわさんです。最年長の99歳で参加しました。優勝は、原道支店管内の松本正美さん(69打)でした。おめでとうございます。
6月19日、加須市立志多見小学校(佐藤元治校長)の4・5・6年生児童64名が、学校ファームの水田で彩のきずなの田植えを行いました。
同校では、米作りを通して、勤労の尊さを知るとともに収穫の喜びを味わってもらおうと、この学習を毎年行っています。
この日はお天気にも恵まれ、皆で掛け声をかけながら元気に上手に苗を植えていきました。児童は「秋の収穫が待ち遠しい」と稲刈りを今から楽しみにしています。
JAほくさいと全農さいたまは、6月16日に鴻巣市のヤオコー鴻巣免許センター前店で、朝採りナスの販売促進キャンペーンを行いました。
JAの農産物販売促進員2名が店頭に立ち、ナスの黒酢あえを来店客に配布しながらPRしました。
朝採りナスは、管内でも川里園芸組合の生産者3名のみが出荷しており、朝4時から日の出とともに収穫することで、午前中のうちにヤオコーの県内の店舗に並びます。
同社生鮮部青果担当で熊谷地区スーパーバイザーの小鷹直幸さんは「お客様も、鮮度を選んで購入されます。川里のナスは、朝採りなので色つやがよくとても人気。」と話していました。
6月26日、ほくさい農産株式会社はJA本店で第12期定時株主総会を開きました。
加須農林振興センターの長谷川管理部長や、鴻巣市の飯塚環境経済部長、JA坂本組合長らを来賓に招き、株主ら約40名が参加して提出された議案を審議しました。
挨拶で杉田世志明社長は「皆さんのおかげで今期も黒字で締めくくることができました。経営安定のため、今後も尽力していきたい。」と話しました。
また、総会終了後には「小麦を巡る情勢について」と題した講演会が行われました。講師に招いた全農さいたまの職員は「本県は国内第6位の小麦の産地です。国内産小麦の需要は年々高まっています。自信をもって栽培してください。」と呼びかけました。
JAは、毎年夏休み前に管内の小学校52校へ家の光協会が発行する子ども向け雑誌『ちゃぐりん』を合計1,000冊寄贈しています。
これは、農業関連の情報や漫画が掲載されている「ちゃぐりん」を子供たちに読んでもらうことで、農業や食料への理解を深めてもらおうという取り組みです。
今後も、稲作体験教室や親子料理教室などを定期的に開催し、未来を担う子供たちの食と農への理解促進に努めてまいります。
JA女性部では、毎日の食卓を豊かにするだけでなく、地産地消を心がけ、栄養のバランスの整ったレシピを身につけたいと各支部で定期的に料理教室を開いています。
鴻茎支部(梓沢幸子部長)は、6月7日に米粉料理教室を開きました。参加した部員18名は、鴻茎コミュニティセンターで彩のかがやき米粉パウダーを使った3品を調理しました。中でも『ピロシキ』は、「皮がモチモチして美味しい」と好評でした。
また、加須・北支部(金子つや子部長)は同25日に20名が参加して三俣コミュニティセンターで、北川辺支部(小室洋子部長)は同28日にJA北川辺支店加工所で9名が参加して、「健康で風土に合った食生活研修会」を開きました。「家の光」の記事を活用したレシピなどを、それぞれ6品ずつ調理しました。特にマヨネーズを入れない『じゃがいものあったかサラダ』は、「手軽なのに絶品」と評判でした。
JAでは、組合員の皆さまが公道走行や農作業を安全に行えるよう、大型特殊免許(農耕用限定)取得のための講習会を年に数回開いています。
6月16日には、全農行田センターで行い、管内から約10名が参加しました。講師に招いた農機具メーカーの社員は、トラクターの操作方法や実技試験に向けた合格のためのポイントを解説しました。この日学んだことをふまえ、数日後に鴻巣市の運転免許センターで団体試験を受験します。
この講習会は、今後も随時開催していく予定です。詳しい内容は、JA各農機センターにお問い合わせください。
JAでは、JA自己改革の一環としてJA全農さいたまと合同で「農家手取り最大化」取り組みプロジェクトを行っています。
7月中旬より、管内に設置した展示圃場で、水稲省力資材・追肥水口処理の試験を行っています。これは、水口より流し込む水の力を利用して追肥の施用を行う方法です。農業者の高齢化や水田の大規模化が進む中、近年注目されている作業方法で、管内でも「暑い中田んぼを歩き回らずにすむ」と好評を得ています。
JAほくさいは、JAの経営陣が、担い手経営体の声を聴く活動を行っています。これは、地域農業の中核となる担い手を訪れ、経営の実情やJAへの要望などの意見交換を行い、農業者の所得増大や、農業生産の拡大に繋げるための取り組みです。
6月26日には、丸木副組合長と吉田常務が種足支店管内の福田則雄さんを訪ねました。米麦やナス、キュウリ、梨などを栽培する福田さんは「近隣の農家の廃業によって、10年間で水稲の栽培面積が倍になりました。他の作物との兼ね合いも考えると、土地改良により農地が集積され、栽培しやすくなった水稲の面積を今後も増やしていきたい。」と話していました。
同27日にはキュウリ、水稲を栽培する水深支店管内の田島祥之さん、充さん兄弟を訪問しました。加須市園芸組合の役員も務める祥之さんは「産地を守るため、地域の農業を守るために、もっと若い就農者を増やしたい。」と話し、「農業に興味のある人は、実はもっと身近にいるのではないか。このような人たちがどうすれば農業を始められるのか、もっと分かりやすくできないでしょうか。」と要望しました。
また、同29日には北川辺支店管内でトマト・水稲を栽培する飯塚弘さんを訪問。話題は、シーズン終盤を迎えたトマトの作柄や、経営状況などに及びました。飯塚さんは「隣県の大手産地に比べてトマトの単価がやや低め。販売力の強化に努めていただきたい。」と要望しました。
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