5月11日、サッポロビール株式会社の社員や関係機関職員が管内を訪れ、ビール大麦の生育調査を行いました。
行田と騎西のほ場を巡回し、収穫を間近に控えたビール大麦の生育状況や品質を確認しました。冬場の低温と少雨の影響で生育に遅れが生じていた様子でしたが、気温の上昇とともに持ち直し、この日は順調な生育が確認されました。
管内のビール大麦は、JAの2施設で乾燥・調製された後、農産物検査を経て、全農さいたまを通じて協働契約栽培を行っている同社に全量出荷されます。
童謡のふる里おおとね主穀作受託協議会は、5月16日に加須市細間の水田で浦和ひなどり保育園(丸山和彦園長)の年長クラス24名と保護者らを招き、田植え体験を行いました。
園児らは、会員の手ほどきを受けながらコシヒカリを一株ずつ丁寧に手植えし、泥だらけになりながら田植えを楽しみました。
塚田静男会長は、「初めての試みで大変な事ばかりでしたが、園児達の笑顔や楽しそうな姿を見ることができ、苦労も吹き飛びました。このような機会を通して、子供達が農業に興味を持ち、将来担い手の一人となってくれればうれしいです。」と話していました。
5月29日、彩の国くまがやドームで第22回埼玉県農協年金友の会グラウンド・ゴルフ大会が開かれ、県内16JAから64チーム384名が参加しました。
JAほくさい年金友の会からは、箱島登会長が開会宣言を務めたほか、それぞれの地区大会で上位に入賞した会員31名が「かわさとフラワーズ」「羽生ムジナもん」「加須こいのぼり」「ふじの里 騎西」「北川辺」の5チームに分かれて出場しました。
紅白のそろいの帽子を被った会員は、互いに「ナイスショット」や「惜しい!」などと声を掛け合いながら、4ラウンド・32ホールを戦いました。
その結果、騎西中央支店管内から参加した今泉正男さんが、61打(ホールインワン3)で個人戦第8位に入賞しました。今泉さんは「県大会は今回で3回目。81歳ですが、これまでの人生で一番良い賞をもらいました。」と喜びを話していました。
ほくさい農協種子生産組合連絡協議会は、5月16日にJA本店で第12回通常総会を開きました。
加須農林振興センターの田邉副所長や埼玉県米麦改良協会の岡安専務、JA坂本組合長らを来賓に迎え、会員約30名が参加し、提出議案を審議しました。
石井幸壽会長は、「種子法は廃止されましたが、埼玉県では『主要農作物種子条例』が成立したため、これからも意欲的に生産に取り組むことができます。『ほくさい産の種子なら安心』といわれるような種子を作りましょう。」と挨拶しました。
同会は、行田・羽生・騎西地区で彩のかがやきと峰の雪もちの水稲種子、彩の星とあやひかりの麦種子を生産しています。
JAでは、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」のため、JA農産物直売所の活性化や販売力の強化を目指しています。
5月下旬より、行田・羽生・加須・騎西・北川辺農産物直売所で、毎週月曜日をお米のサービス・スタンプ3倍デーとしました(30年8月末まで)。通常は玄米5キロごとの購入時に、スタンプ1つを押印。1冊(スタンプ12個)たまると2キロの玄米と交換できます。
JAは、今後もイベントの開催やJAグループのスマートフォンアプリ「JA旬みっけ!」で情報を発信していくなど、消費者だけでなく、生産者側からも魅力あふれる農産物直売所づくりを進めてまいります。
JAほくさいは5月26日に加須市騎西地区で稲作体験教室を開きました。
一般募集した消費者家族12家族38名が田植えに挑戦しました。ほ場を提供した同市中種足の伊藤久雄さん夫妻やJA職員らが指導にあたり、約11アールの水田に彩のかがやきの苗を一株ずつ手で植えていきました。
同市内から家族4人で参加した高橋奈津子さんは「普段から水田に囲まれた場所に住んでいますが、『みているだけ』の暮らしでした。今日は実際に体験出来てうれしい。」と笑顔。また、同市内に転入予定の栗城紗知子さんは、「小さな子供を連れての参加は心配でしたが、周りの人の助けもあり、楽しく過ごすことができました。これから地産地消を心がけた食事で育てていきたいと思います。」と話していました。
この日植えた彩のかがやきは、10月6日に刈取りを行う予定です。
JAほくさいは、JAの経営陣が担い手経営体の声を聴く活動を行っています。これは、地域農業の中核となる担い手を訪れることで、経営の実情やJAへの要望などの意見交換を行い、農業者の所得増大や、農業生産の拡大に繋げようという取り組みです。
5月21日は、羽生市の間篠仁史さんを丸木仁副組合長と吉田岳雄常務が訪問しました。間篠さんは、家族4人で水稲や麦、キュウリの複合経営を行っています。
間篠さんは、自身が20歳での就農後、周りにほとんど新規就農者がいないと話し「就農者支援に力を入れていただきたい。農業者にこそ、もっと若い人が増えるべき。私は親元に就農したため、そもそも土台があり比較的楽でした。何もない人には様々な困難が伴うと思います。」と要望しました。
また、同24日には鴻巣市の関根宏さんを訪問。カーネーションなどの花卉栽培を行う関根さんは「苗などの資材費の高騰が悩みです。経費は1円でも安い方がいい。」と話しました。丸木副組合長は「共同購入の推進や、生産から販売までのトータルコスト低減にむけて、全農と協同で低コスト技術・商品の開発や取扱いを行っています。今後もその取り組みをすすめつつ、皆さまに目に見える形で分かりやすく伝えられるよう努力していきたいと思います。」と回答しました。
JAでは、JA自己改革の一環としてJA全農さいたまと合同で「農家手取り最大化」取り組みプロジェクトを行っています。
4月下旬から6月下旬にかけて、水稲省力資材「顆粒水口処理除草剤」の実演展示圃試験を管内の全地区で行いました。この展示圃試験は、今年で3年目を迎えます。水口にセットするだけで簡単に除草作業を行うことのできるこの方法は、省力化資材として各地区で好評を得ています。
5月上旬より、契約栽培方式による「ほしじるし」の田植えが始まりました。この品種は、業務用米としての需要が高いだけでなく、多収で縞葉枯病にも抵抗性をもっています。今年度より本格的普及に乗り出し、管内で約17ヘクタール作付されています。
また、5月31日には加工用玉ねぎの現地検討会を行いました。今シーズンは、行田・加須・騎西地区で約135アールの作付けが行われており、昨年並みの生育を確認することができました。加工用玉ねぎは安定した需要があり、機械化一貫体系の整備により大規模経営も可能であることから、JAでは今後も普及拡大を推進していく予定です。
Copyright(c) JA HOKUSAI All rights reserved. 無断転載禁止