JAと大手スーパーベルク(株)は9月30日、ベルク利用者の16家族・64人を招き、行田市下須戸の地域交流センターで稲作農業体験会を開きました。ベルクではほくさい管内で生産する「彩のかがやき」を販売。農業交流を通じて食の安全性や管内産米のおいしさを知ってもらうのが目的です。
5月19日に田植えをした10アールの「彩のかがやき」を稲刈りする予定でしたが、雨天のため、地元農家の指導でわら細工を学びました。参加者は正月用のしめ飾りを手際よく仕上げ「稲刈りができないのは残念だったが、しめ飾りづくりは貴重な体験。子どもたちも喜んでくれた」といい、「来年の正月に玄関に飾るのが楽しみ」と話していました。
また、「ごはん・農業についての○×クイズ」や「彩のかがやき」のおにぎりと豚汁、つきたてのもちの昼食を楽しみ、「彩のかがやき」新米2キロをお土産として持ち帰りました。
テレビ埼玉の「JA菜発見」では、埼玉県内のJA農産物直売所から旬の野菜、おすすめの食べ方などを紹介しています。
9月25日には、リポーターの講談師・神田蘭さんがJA羽生農産物直売所を訪れ、小山晴美店長が新米や新鮮野菜をPRしました。また、加須市不動岡では地元農家の池田隆行さんが指導し、神田さんが稲刈りに挑戦。慣れない鎌に悪戦苦闘しながら作業をすすめました。
この日の模様は、テレビ埼玉「ひるたま」内で放送されました。
JAでは、5年未満の営農経済担当職員を対象に「営農経済職員研修初任者コース」を行っています。5月21日にスタートした研修も実際に田んぼに入る作業を続け、10月2日に「収穫前坪刈り研修」を行いました。
JA営農部・JA全農さいたま・加須農林振興センター普及部職員が指導にあたり、「営農指導のできる若手を養成したい」と話しています。研修生は3月の修了式まで勉強を続けます。
秋冬キュウリ・ナスの出荷が最盛期を迎え、JAと羽生市野菜組合で導入した選果所が、9月17日から連日稼動しています。
来年の6月までの稼動でキュウリ1800トン・ナス70トン・販売金額5億円を目標にしています。
JA羽生中央支店の楢原惇史職員は、「8月の猛暑で生育が若干遅れた。天候不順もあり、前年より集荷量は少ないが、品質は上々」と説明しています。野菜組合の小礒域之組合長は、「安全・安心な羽生のキュウリ・ナスを提供し、たくさんの消費者に知ってもらい」と話しています。
9月25日、日本生活協同組合連合会と全農パールライス東日本が、JA加須カントリーエレベーターと管内の「彩のかがやき」ほ場の現地調査に訪れました。
ほくさい管内の「彩のかがやき」と「コシヒカリ」を取引していることから、産地検査をしたものです。
水利や種子更新の状況確認、生産履歴の記帳確認などで、ほくさい産の安全・安心を再確認していただきました。
9月29日、JAと三田ヶ谷米クラブ、生活クラブ生協埼玉は羽生市の20アールの田んぼで稲刈り交流をしました。これまでに田植え、草取り、田んぼの生き物調査などで交流を深めてきました。
集まった生活クラブ生協の会員は約70名。春に田植えして、無農薬で栽培した「彩のかがやき」を収穫しました。
羽生市立須影小学校(今成隆校長)の3年生60人は10月12日、バケツで育てた「彩のかがやき」を刈り取りしました。一連の指導にあたっているのは地元農家の小礒文雄さん。「子どもたちが喜んでいるのがうれしい」と、土づくりから移しかえ、水の管理など昔ながらの米づくりを教えています。
児童は6月上旬に苗を移しかえ、落水で土を乾かして稲刈りを心待ちにしていました。小礒さんと担任の金子直美教諭、佐藤幸子教諭の指導で丁寧に刈り取り、稲を束ね、はざ掛け。「小礒先生みたいにきれいに刈れない」と、子どもたち。「難しいけれど、楽しい」「おじいちゃんの田んぼの手伝いもしてみようかな」と笑顔で作業を続けました。
この取組を見守ってきた今成校長は「この経験をとおして、食べ物や農業、環境の大切さを学んでほしい」と話しています。
今後は、千歯こきでの脱穀、もみすり、精米をして校内で試食会をする予定です。
10月17日、JA川里中央支店管内の用土センターにて埼鉢会(埼玉鉢物担当者連絡会)の産地巡回展示会が開かれました。埼鉢会とは、全農系統出荷によって埼玉の鉢物が出荷されている市場の担当者と農協、全農の担当者で構成される出荷連絡会で、今年で設立20周年を迎えます。
この展示会は半年に一度、春と秋に行われており、今回で4回目の開催。川里花卉出荷協議会会員32名により、これから出荷最盛期を迎える約70点の鉢物・苗物が展示されました。会場には会員市場18社の担当者が、北は盛岡、南は広島から来場。生産者、市場ともに生産物を見ながら直接話ができる為、大変貴重な商談の場となりました。
次回の展示会は来年3月開催予定です。
9月30日、JA騎西中央支店管内の騎西町そば生産組合(小坂裕組合長)主催のそば祭りが、そばの花満開のなか開かれました。騎西産そばのPRを目的に、騎西町牛重地区の天神様をメイン会場としました。
あいにくの天候でしたが、手打ちそばの試食・新そば粉の予約販売・そばのかいわれ・新米・キュウリ・イチジク等の販売が行なわれ、大好評でした。
小坂組合長は、「雨の中、約150人のお客様に来ていただき、満足してもらえた」と笑顔。来年の第2回目に意欲を燃やしています。
騎西町上種足の栗原晋さんのハウスでは、キュウリの収穫がピークを迎えています。就農して10年。栗原さん宅は50年以上続く伝統ある施設園芸農家で、晋さんは3代目。農業大学校を卒業後、1年間のキュウリ種子会社での研修を経て父を手伝うようになりました。キュウリ、ナスを約900坪、父親の成志さんと母親の光子さんの3人で栽培しています。
中学のころ「父の背中を見て就農を決めた」という晋さんは、新しい栽培法を取り入れることを快諾し、アドバイスもくれる両親を尊敬しています。
趣味は「音楽」。キュウリとナスの収穫時には、休日はほとんどとれません。そのため夜、ほっと一息つきながら音楽を聴きます。「明日もがんばるぞ」という気持ちになるといいます。
今後は「両親に楽をさせてあげたい」という晋さん。成志さんは「わたしたちもまだまだ現役。息子には負けていられない」と切り返し、頼もしい後継者に顔をほころばせます。栗原家おすすめの食べ方はオーソドックスな「漬け物とサラダ」。家族が丹誠した採れたてのおいしさは格別です。
コスモスの花が咲きそろった10月14日、羽生市三田ヶ谷で「コスモスフェスティバル」が開かれ、大勢の来場者で賑わいました。
羽生市では、転作事業の一環として休耕田を活用し、コスモスを栽培。今年で15年目を迎えます。当日は模擬店などの催しや、コスモスの摘み取りもでき、来場者に好評でした。
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