ゴールデンウィークは、ほくさい管内もさまざまなイベントで賑わいました。
加須市の利根川河川敷では、5月4日に「第9回加須市民平和祭」が開かれ、世界一のジャンボこいのぼりが大空を泳ぎました。
会場では、県内外から集まった約11万5千人の見物客に楽しんでもらおうと、多彩なイベントが企画されました。模擬店コーナーには、加須市園芸組合青年部や、水深トマト研究会、加須花卉かがやき会などが出店し、丹精込めた農作物を販売しました。
また同日、行田市のさきたま古墳公園では「第33回さきたま火祭り」が開かれ、会場内の物産展コーナーにほくさい農協行田農産物直売所利用協議会が出店しました。
天候に恵まれたこともあり、販売した農産物は午後2時には完売するほどの売れ行きでした。関和英之会長は「会長になって初めてのイベント。とても緊張したが、無事に終わってほっとしました。また、私たちの野菜を喜んで買っていかれるお客さんの顔がみられてよかったです。」と話していました。
行田市立東小学校(柿沼耕一校長)の3年生児童67名が、5月1日に同市長野の柿沼重兵衛さんのクローバー畑を訪れました。
児童らは、自ら学び考える力を養う「総合的な学習の時間」に訪問。同市役所や加須農林振興センター、JA職員らが見守る中、虫の観察や輪飾り作り、よつばのクローバー探しを楽しみました。
柿沼さんは「子供たちの訪問を毎年楽しみにしています。普段入ることの少ない畑の中で、思い切り遊んで欲しい。」と話していました。
JA年金友の会は、5月10日にJA本店で第6回通常総会を開きました。
管内7地区の支部長らが出席して、平成29年度事業・収支・監査報告や、30年度事業計画・予算などが審議されました。
箱島登会長は、「当会は、人口に占める年金受給口座の割合が、県内でナンバーワンです。今後もJAと協力し会員の拡大を目指していきたい。」と挨拶しました。
同会は、年金受給金融機関にJAほくさいを指定している会員で組織し、会員数は19,121名(平成30年3月末)です。会員相互の親睦と健康で楽しい生活を送る目的で活動しており、今年も様々なイベントが企画されています。
4月19日、ほくさい農協種子生産組合連絡協議会は、加須農林振興センターで水稲種子栽培講習会を開きました。
参加したのは、会員ら約40名。「主要農作物種子法」の廃止を受けて、県が成立させた「埼玉県主要農作物種子条例」の内容のほか、採種の基本技術や難病害虫対策について学びました。
同会は県の奨励品種「彩のかがやき」の種子を68.7ヘクタールで栽培しており、今年度より県内で栽培される同種子の全量を生産します。
石井幸壽会長は「本日学んだことを生かして、全量合格を目指しましょう。」と呼びかけました。
年金友の会騎西支部(坂本嘉一支部長)は、4月27日に田ヶ谷サン・スポーツランドでグラウンド・ゴルフ大会を開きました。
参加したのは、会員96名。同支部では、3月中に同地区の4支店ごとに予選大会行い、それぞれ上位に選出された24名が、この日の大会に参加します。
精鋭ぞろいの大会で見事優勝の栄冠を勝ち取ったのは、騎西中央支店管内の今泉正男さんでした。おめでとうございます。
なお、この大会で上位に入賞した6名は、5月29日に彩の国くまがやドームで開かれた県農協年金友の会のグラウンド・ゴルフ大会に「ふじの里 騎西チーム」として出場しました。
また、行田支部(大澤邦夫支部長)は、5月7日に熊谷市の妻沼ゴルフ場でゴルフ大会を開きました。
会員23名が参加して、新ぺリア方式で行いました。あいにくの天気ではありましたが、わきあいあいと楽しいプレーを行うことができました。
この大会は、ゴルフを通して会員相互の親睦を深めたいと今回初めて行われました。初代優勝を勝ち取ったのは、行田南支店管内の大山隆さんでした。おめでとうございます。
恒例の野菜苗市が4月21日にJA羽生農産物直売所で、4月22日にはJA騎西中央支店で開かれました。
ナスやキュウリ、トマトなどの苗を、両会場合わせて約11,000本お買い上げいただきました。ありがとうございました。
JA女性部は、5月11日に加須市のむさしの村さくらほーるで第22回通常総会を開きました。部員107名が出席し、平成29年度の活動報告や30年度の活動計画案などを審議しました。伊藤喜代美部長は挨拶で「今後もデイサービスなどの支部活動を通して仲間づくりを進め、地域に愛される女性部を目指したい。」と話しました。
閉会後には、「JAてんとうムシ体操&JAみつばち体操」の講習会が開かれました。この体操は、要介護や要支援状態の要因となる転倒と尿失禁を予防するために考案されたものです。部員らは、DVDを観ながら軽快な音楽にあわせて運動しました。
また同日、部員による手芸展示即売会も開かれました。ポーチやネックレス、ブックカバーなど自慢の品々はいずれも素晴らしく、どれを買い求めようかと悩ませる作品ばかりでした。
4月18日、ほくさい農協行田農産物直売所利用協議会(太田浩会長)は、JA行田中央支店で通常総会を開きました。
同会は、JA行田農産物直売所へ農産物等を出荷する生産者で構成され、当JAの5ヶ所の直売所の生産者組織の中で、最も大規模です。当日は会員ら約80名が参加し、提出された議案が慎重に審議されました。
新しく会長に選出された関和英之さんは、「若輩者ですが、直売所の活性化に向けて精一杯努めます。」と抱負を話しました。
4月20日に東京都の大田市場で、上田清司知事によるトップセールスが行われました。県内9JAの組合長らとともに、市場関係者らに県産野菜をPRしました。
上田知事は「埼玉県は太古の昔から利根川と荒川が乱流し、肥沃な土壌を形成しました。恵まれた大地で栽培する新鮮な野菜をぜひ選んでいただきたい。」とアピールしました。
JA坂本富雄組合長は、JA組合長を代表して知事とセリ台に登壇。「それぞれの生産者が消費者によいものを提供したいと努力しています。今後も、新鮮で安心な野菜の安定供給に努めて参ります。」とよびかけました。
また、同行したJA農産物販売促進員は、北川辺の「木甘坊」トマトなどが入った野菜の詰め合わせを買参人に配布しました。
JAは、5月8日にJA行田中央支店で「むさしの26号」栽培講習会を開きました。
参加したのは、管内の米農家ら約40名。講師を努めた加須農林振興センターの職員は、昨年度試験栽培を行ったほ場の作型別収量データをもとに、栽培のポイントを解説しました。
行田市南河原地区で1.2ヘクタールを栽培予定の磯川栄津男さんは、「多収性品種を探していたところ、JAでこの品種を紹介され、昨年初めて0.4ヘクタール栽培した。あまり振るわない結果に終わってしまったため、講習会に参加した。周囲の農家と情報共有を行うとともに、今日学んだことを生かして、収量の拡大を目指したい」と意気込みを話していました。
飼料用米専用品種「むさしの26号」は、標準的な施肥量で、従来品種に比べて1割程度多収であるほか、平成28年4月には埼玉県に適する多収品種(知事特認品種)に承認され、産地交付金の助成対象にもなっています。30年度は、主食用品種での飼料用米生産に取り組む生産者を中心に作付けを推進し、来年度からの本格的普及に乗り出す予定です。
JAでは、経営陣が担い手経営体の声を聞く活動を行っています。これは、地域農業の中核となる担い手を訪れ、経営の実情やJAへの要望などの意見交換を行い、農業者の所得増大や、農業生産の拡大に繋げようという取り組みです。
5月15日に、行田市下須戸のアグリシステム瀬山株式会社の瀬山文孝代表取締役をJA丸木仁副組合長と吉田岳雄常務が訪問しました。同社は、米や大豆、露地野菜などの複合経営を行っています。
瀬山代表は「JAが中心となり、農作物の地域ブランドを形成して欲しい。また、農業は売上だけだと赤字。補助金を入れないと黒字にならない。農家が補助金を受けずに営めるようになることが理想です。」と要望しました。
丸木副組合長は「今後もTACを通してご意見をいただきたい。できるかぎりご希望に添えるよう努力していきたい。」と返答しました。
今年度は、管内の7地区の中から2軒ずつ、あわせて14軒の担い手を訪問する予定です。
JAは、4月17日に本店でTAC進発式を行いました。
TACとは、地域農業の担い手に出向く営農経済渉外担当者の愛称で、平成28年度から各基幹支店で10名の職員が活動しています。「農業所得の増大」「農業生産の拡大」の実現に向け、農家に出向き、農業経営に役立つ情報やJAに対するご意見・ご要望をお伺いするなど定期的な訪問活動を行っています。
今年度は、大規模農家や認定農業者などの担い手経営体の全戸訪問を目標に活動を行います。
また、4月18日にはJA農産物販売促進員(以下キャンペーン隊)の委嘱状交付式を本店で行いました。
キャンペーン隊は、管内の農産物を大手量販店や各種イベントなどでPRするため、平成26年に発足しました。任命されたJA職員9名は、2年の任期で活動します。
委嘱状の交付にあたり、JA坂本富雄組合長(前列左から2人目)は、「皆さんは、組合員の所得増大のための一役を担っています。素敵な笑顔で活動してください。」と激励しました。
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